温度調整が出来るウォーターサーバーもある

ウォーターサーバーがある家庭では美味しく飲める冷水と、お茶やコーヒーを淹れたり料理に使ったりするのに便利な温水とを気軽に使い分けることが出来ます。

しかし一口に「冷水」「温水」と言ってもメーカーや機種により設定されている温度、特に温水の温度は様々です。サーバー選びの際には設定温度が自分の好みのものなのかどうかも基準になるでしょう。

温水の使いみち

ウォーターサーバーの魅力といえば電気ポットやガスを使わなくても温水を常備することが出来ることです。

熱めのお湯は調理全般に便利

熱めのお湯はカップ麺を作りたい時や、料理の時に便利です。

90℃程度のお湯であればそのまま昆布やかつお節を放り込んでおいてかつお節が鍋底に沈んできた頃合いを見計らって引き上げるだけで十分に美味しいダシをとることが出来ます。

さらに煮魚などを作る際にも調味液に入れる前の魚を熱湯にくぐらせれば生臭みやアクを抑えて美味しく仕上げることが出来ます。

ぬるめのお湯は赤ちゃんのミルクや高級なお茶に

70℃~80℃のお湯は粉ミルクの栄養分を壊さずに作ることが出来る最適な温度です。ただし、これ以上低い温度のお湯で粉ミルクを作ると殺菌されずに赤ちゃんがお腹を壊してしまうことがあるので注意が必要です。

また玉露などの高級なお茶は、熱湯で一気に味を出してしまうよりも、敢えて70℃前後のお湯でゆっくり味を出した方が繊細な風味を存分に味わえます。

一般的なお茶やインスタントコーヒーの温度は自分の好みで

お茶やコーヒーをご自宅で飲む方にとって、電気ポットで沸かさなくてもいつでもお湯が出るウォーターサーバーは非常にメリットが大きいと言えます。

コーヒーはドリップ式だとすると熱湯を少しずつ垂らすようにしてコーヒー豆から抽出した方が望ましいですが、インスタントコーヒーは好みによっては低い温度でも構いません。

最近では水に溶けるタイプのものもありますし、インスタントコーヒーは熱湯ではなく80℃前後のお湯が一番美味しく淹れることが出来る温度です。

一般的にはお茶も70℃程度で抽出することは出来ますが時間がかかるのが難点です。来客の多いオフィスなどの環境ではなるべく熱いお湯で早く抽出した方が良いでしょう。

冷水の使いみち

冷水は温水と違い、注水したものをそのまま飲むのが前提となります。

ウォーターサーバーの水は天然水とRO水の二種類があります。一般的には冷水として飲む場合、天然水の方が美味しいとされています。

そのまま飲むことで美味しさが分かる

冷水の使い道でもっとも多いのは注水口から出してそのまま飲むことでしょう。特に天然水を扱うメーカーのものはミネラルバランスが良く、非常に美味しいので今まで飲んでいた水との違いに驚く方も多いです。

また、通常のペットボトルに入ったミネラルウォーターと異なり、冷蔵庫のスペースを使う必要が無いのも魅力です。

粉ミルクの温度調整

赤ちゃん用のミルクはお湯で溶かしたあと、人肌程度に温度を下げる必要があります。その際にウォーターサーバーの冷水を使えるのは非常に便利です。溶

かすのに使うお湯も温度調整に使う冷水も、同じ安全性の高い水なので安心して使うことが出来ます。

温水の設定温度が80~90℃である理由とは?

ウォーターサーバーの温水の温度はメーカーや機種によって違いますが80~90℃が平均となっています。フレシャス、プレミアムウォーター、コスモウォーター、アクアクララ、クリクラなど、大手のものの温水の温度はほとんどこの範囲内です。

お茶やコーヒーには最適の温度とされていますが、カップ麺に使うにしては少し低い温度ですよね。この場合は一度鍋で沸かして使うのが良いでしょう。水から沸かすよりは時間もガス代も遥かに節約出来ます。

実は温水を90℃より高温に保つのにはとても電気代がかかります。しかも90℃を超える高温の水は、タンク内の温度を上げるシステム自体の経年劣化を早めます。サーバー本体への負担が大きくなり過ぎないようにする目的で90℃程度を上限として定めているメーカーが多いようです。

高温の温水を使える機種

多くのウォーターサーバーの機種は、90℃以下の温度を保つことで電気代を抑え、タンク自体の劣化を防いでいます。しかし、最近は温水を高い温度に加熱出来る機種も開発されています。

アクアアドバンス

アクアクララの最新機種アクアアドバンスには再加熱機能が搭載されています。これを使うと通常モードの場合は90秒以内、省エネモードの場合は6分程度で95℃まで温水の温度を上げることが出来ます。

富士の湧水

実はウォーターサーバーの多くは韓国製で、国産製品は意外と少ないです。富士の湧水はサーバー本体を国内生産している数少ないメーカーです。

電気代は1000円程度と、近年の省エネ化の流れから考えると高めですが、93℃まで温水の温度を上げることが出来ます。

ユニマット

オフィスコーヒーサーバーのシェアで国内一のユニマットはウォーターサーバーも手掛けています。こちらも富士の湧水同様にサーバー本体を国内生産しています。93℃まで温水の温度を上げることが出来ます。

フレシャス スラット

フレシャスの最新機種スラットもリヒート(再加熱)機能で93℃前後に温水を温めることが出来ます。85℃前後から93℃前後にするのに2~3分を要します。

省エネモードの注意点

電気代を安く出来る省エネモードを搭載している機種が多くなりました。ウォーターサーバーは温水機能に大部分の電力を消費します。温水の温度を低めに設定することで電気代を抑えるのが省エネモードです。留守の間や夜間などに設定することで電気代を節約出来ます。

時間設定をすることで自動に省エネモードのオンオフが行われるものの場合は心配ありませんが、ボタンを押してオンオフを行うタイプの場合は注意が必要です。

省エネモードに設定してあるのを忘れてコーヒーやお茶を淹れようと温水を注いだら温度が低かった、という事態が起こり得るからです。寝る前や留守にする前に省エネモードをオンにし、起きた時や帰宅時にオフにする、など習慣づけた方が良いでしょう。

常温水にも対応しているフレシャス スラット

フレシャスの最新機種であるスラットは冷水・温水だけではなく常温水も注水することが出来ます。同じ注水口から冷水・温水、常温水の3種類が出る構造になっています。

このため、スラットの設定温度は4~10℃(冷水)、常温、70~75℃(エコモード温水)、80~90℃(通常温水)、約93℃(リヒート温水)の5段階になります。

弱冷・弱温モードが選択できるサントリー 

サントリーの南アルプスの天然水サーバーは通常の冷水、温水の他に12~15℃の弱冷モード、70~75℃の弱温モードを選ぶことが出来ます。

弱冷水は冷水よりも体への吸収効率が良く、弱温水は赤ちゃん用のミルクに適した温度です。通常の冷水や温水よりも電気代を抑えることが出来ます。温水のみならず、冷水の温度を調節出来る唯一の機種です。

温水を使用しないならフレシャスのキャリオ

温水をほとんど使わないのであればフレシャスのキャリオをお勧めします。家庭用エスプレッソマシンのようなデザインの可愛らしさでも人気を集めている機種です。

非常にコンパクトで、温水機能を搭載していないのが特徴です。冷水と常温水のみなので電気代もかなり安くなります。

熱湯にこだわるならケトル付きサーバーLiVRe(リブレ)

多くのウォーターサーバーが90℃以下の温度を設定しているので熱湯が欲しいときは沸かしなおすしかありません。温水機能の代わりに専用ケトルが付いている画期的なサーバーがリブレです。

フレシャスのキャリオ同様コンパクトで温水機能の電気代がかからないため、温水を使う頻度が少ない人向けです。

沸かしたてのお湯を使うことが出来るので、通常のウォーターサーバーの温水より温度は高いです。ただし、沸かすお湯の量が多くなるとかかる電気代はそれに比例して多くなります。

設定温度はサーバーの性能次第

多くのサーバーの設定温度は90℃以下でしたが、新しい機種の中には93~95℃迄温度を上げることが可能なものもあります。富士の湧水やユニマットは国内生産されたサーバーを使用して、90℃を超える温度を保つことを可能にしています。

これはカップ麺を作る際にもほとんど問題無い温度です。電気代との兼ね合いを考えると設定温度が高い方が良いとは必ずしも言えませんが、熱湯がすぐ使えるのは非常に便利ですね。

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