自社配送のメリット、デメリット

ウォーターサーバーのメーカーには、水のボトルを自社から配送してくれるメーカーと、クロネコヤマトや佐川急便を通して配送してくれるメーカーがあります。

自社配送の場合と宅配業者が配送してくれる場合とを比較するとどんなメリット、デメリットがそれぞれ存在するのでしょうか。

自社配送を行っているウォーターサーバーのメーカー

自社配送とはウォーターサ―バーのメーカーの社員が配達してくれるシステムのことです。回収式のリターナブルボトルを採用している場合は基本的に自社配送になります。

アクアクララ

アクアクララは歴史のある宅配水メーカーで全国にフランチャイズ展開しています。

そのため全国各地にある最寄りの事業所や取り扱い店舗から直接配送を行ってくれます。不在時でも玄関先や宅配ボックスなど、指定した場所に空のボトルを置けば新しいボトルと交換してくれます。

クリクラ

アクアクララ同様、宅配水の中では歴史があり、全国にフランチャイズ加盟店舗を持っています。不在時でも玄関先や宅配ボックスを利用して空のボトルと新しいボトルを交換してくれます。

アルピナウォーター

東京、神奈川を始めとする南関東全域で自社配送を行っています。エリア毎に配送曜日が決まっています。アクアクララやクリクラ同様に不在時でも空のボトルと新しいボトルを交換してくれます。

8リットルのワンウェイタイプのものは宅急便配送を行っています。本州送料無料、北海道、四国、九州は一箱459円の送料がかかります。沖縄、離島への配送は出来ません。

ハワイアンウォーター

自社配送を行うエリアはアルピナウォーターと同じく南関東全域で、エリアごとに配送曜日が決まっています。

前述の3社と同じように不在時にも配達が可能です。ワンウェイ方式のボトルのものも豊富で、本州では送料350円、北海道、四国、九州では送料600円で宅急便による配送を行っています。

マーキュロップ

リターナブル方式のボトルを採用しているメーカーには珍しくRO水では無く天然水にこだわっています。家の中の好きな場所まで持ってきてくれます。

配送時にサーバーのボトルが空になってる場合新品と交換するサービスも行っています。本州各地域に営業所がありますがカバー出来ているのはまだ一部の地域の様です。

自社配送のメリットとは?

宅配業者に委託せずにメーカーの社員が届けてくれる自社配送には次のような利点があります。

不在時でも配達してくれる

自社配送の場合は不在の際には玄関先やマンションのエントランスなど任意の場所においてもらうことが出来るため、日中留守が多い方などには便利です。

送料はかからない

宅配業者に委託している場合は必然的に送料が発生しますが、自社配送は送料がかかりません。限定的なエリア内を効率的に巡回することで宅配にかかるガソリン代などの経費を一定の低コストに抑えています。

ゴミが出ない

クロネコヤマトや佐川急便など、宅配業者が配達してくれる場合は、破損などが起こらないように梱包が義務付けられています。しかし、自社配送の場合は梱包せずにボトルの交換を行ってくれるので余分なごみが出ません。

解約の際、メーカーの人間が引き取りに来てくれる

解約の際の手続きが楽なのも自社配送ならではです。宅配業者にサーバーを引き取ってもらう場合には自分で水抜きを行い、梱包して玄関先まで出しておいてと言う手順が必要ですが、自社配送を行っている場合はメーカー側の人間が引き取りに来てやってくれることが多いのです。

自社配送のデメリットとは?

では逆に自社配送のデメリットはどんなものがあるか、検証してみました。

配達日程が決められている

自社配送の場合はメーカー側が指定している曜日にしか配達を行ってもらえません。多く発注しすぎると配達される曜日まで空のボトルが溜まってスペースを取ったり、逆に少なく発注すると配達される曜日まで水が足りなくなる恐れもあります。

不在時に置いておくのが困難な場合もある

オートロック式のマンションや通路の狭いアパートは不在時に置いておくのが難しいでしょう。また、周囲の治安によっては外に置いておくことで盗難や破損などのトラブルが起こる可能性もあります。

なぜ宅配業者が佐川急便の場合が多いのか?

クリクラやアクアクララの様に全国に加盟店がある場合を除くと、水の全国配送を行う場合は宅配業者に委託しなければなりません。自社配達は限られたエリア内だからこそ可能なシステムなのです。

そして、水を宅配してくれるのは佐川急便の場合がほとんどです。クロネコヤマトで配送するメーカーはウォーターワン、宅水便のキララ、など非常に限られています。

なぜ、多くのメーカーは佐川急便に宅配業務を委託しているのでしょうか。佐川急便とクロネコヤマトを比較して検証してみます。

料金体系の違いについて

両者の料金体系を比較したところ、佐川急便の場合は60キロの重量の荷物まで10キロ刻みで対応した料金表がありました。

一方でクロネコヤマトは25キロまで一律の料金です。一概にどちらが安いという比較は出来ません。宅配水の一回の配送目安は30キロ前後と考えて料金比較したところむしろクロネコヤマトの方が安い位でした。

サービス・安全性について

クール便や精密機械の運送を得意とするクロネコヤマトは荷物を安全に運送してくれる、という面においてリードしているようです。

現に、水の宅配には佐川急便を使っているが、サーバー本体を配送する際はクロネコヤマトを使っているメーカーもあるほどです。

法人契約でランニングコストを抑えられるのは佐川急便

一般的には佐川急便は送料が安く、クロネコヤマトは丁寧なサービス、と言われていますが、個人から個人に発送する際の送料に関しては変わりありませんでした。

となると、やはり法人契約の内容で佐川の方がメーカーにとって好ましい条件を提案しているということになるでしょう。結果的に顧客側が支払う送料が安くなるのもこのためと思われます。

もし安全面においてクロネコヤマトの方が優れているとしても、水の入っているボトルの入った段ボールは積み重ねて運送しやすいし、よほど乱暴に扱わない限り破損する恐れはありません。

壊れやすい精密機器や痛みやすい生鮮品などと比べるとはるかに配送しやすい製品であると言えます。クロネコヤマトは安全性やサービスでのブランディングに早くから成功しているので、佐川急便は壊れるリスクの無い配送物を安く届けることに特化していくことになるでしょう。

法人契約とは?

法人契約とはメーカー側が運送会社と交わす契約のことです。この契約内容によってメーカー側が負担する送料、メーカーの顧客が負担する送料などが変動します。

法人契約をする際に一般的に安い見積もりを出してくれるのは佐川です。顧客に対する定期的な配送を行うのであればより好ましい条件を提示してくれます。

自社配送か業者配送か、は最終的に月々の費用に反映する

調べた結果、自社配送を行うメーカーのウォーターサーバーを使うと、月々の費用が安く済む場合が多いことが分かりました。理由としては多くがリターナブル式のRO水を使っているからです。RO水は天然水より安い上に、ボトル量産のコストも削減できるため水の料金を抑えることが出来ます。

ただし、クリクラやアクアクララの様にフランチャイズ展開をしているメーカー以外は自社配送を行える地域は非常に限られています。業者配送を行っていないメーカーの水は、ボトルを回収出来ないため価格を抑えることは難しいです。

そのため、敢えて価格競争をせずに単価の高い良質な天然水を提供するメーカーが多いです。自社配送か業者配送かがウォーターサーバー選びの基準になることはあまりありませんが、水の味にこだわってウォーターサーバーを選んだ場合、結果的に業者配送になる可能性があります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする