水道水が使えない災害時などにウォーターサーバーがあると安心?!

家庭へのウォータ―サーバーの普及率は東北大震災以降伸びています。震災時、水道水から放射性物質が検出されたことが報道されたり、物資不足で飲料水が近所のスーパーやコンビニでも調達出来なかったりしたことが原因であると考えられます。

日本人の、安全で美味しい水を求める意識は高まり、今後もウォーターサーバーは多くの家庭に浸透していくことでしょう。ウォーターサーバーを導入する理由として「災害時に備えたい」ということを挙げる方は多いと思います。

未開封のボトルはそのまま備蓄水として使うことが出来ますが、サーバー内部にとどまっている水は使えるのでしょうか?災害、停電時でも使えるサーバーを中心に検証してみます。

災害、停電時でも注水出来るサーバー

ウォーターサーバーの構造によって電源を切っている状態でも注水出来るものと出来ないものがあります。ただし注水出来るタイプでも冷却、加熱は電気が無いと出来ないので長時間停電している場合、出る水は常温になっています。

  • アルピナウォーター
  • うるのんスタンダードサーバー
  • フレシャス サイフォン
  • アクアクララ アクアスリム

などが、停電時でも注水口から水を出すことが可能なウォーターサーバーです。なぜ停電時に注水出来るものと出来ないものがあるのか?

ウォーターサーバーには注水レバーのバネを作動させて重力を使ってポンプの要領で水を出すタイプと注水ボタンと連動して電力で水を出すタイプがあります。

電力で水を出すタイプのものはボタンを押すと定量の水が出たりして便利ですが、停電時には使えません。

停電時の注意点

災害などで停電になった際、ウォーターサーバーにはいくつか注意すべき点があります。

電源を切る

衛生面の考慮から、ウォーターサーバーの電源は切らないことが推奨されています。つまり停電になった時には電源スイッチがついたままです。

この状態で電気が復旧すると、サーバー内に一気に電流が流れ、負荷が大きくなり故障する恐れがあります。停電の際には電源スイッチを切り、さらにコンセントを抜いておけばこのような故障を防ぐことが出来ます。

サーバー内の水は早く飲み切る

停電状態が長く続いた場合はサーバー内の水を冷却・加熱することが出来ません。ウォーターサーバー内の水は常時冷却・加熱されることによって雑菌が繁殖しにくい環境を保っています。

開封して常温の状態で放置しておくと水は劣化します。電気が復旧した場合でも、長引く停電で水が常温になっていた場合は、1~2日以内でサーバーに残っている水を使い切るようにしましょう。

長時間の停電後には水抜きを

24時間以上の停電のあとにはサーバー内の常温になってしまった水を出し切って新たな水を入れ替えた方が衛生的で安心です。

メーカーや機種によって水抜きの方法は違いますが、多くの場合背面に水抜き用の栓があるのでこれを外して大き目のバケツや鍋などで水を受けるようにしましょう。

なお、引っ越し、返却の際の水抜きは電源を切って数時間経ってから行うことを各メーカーは推奨しています。これは、温水タンクから出るお湯で火傷しないようにするためです。

電源を切ってある程度時間が経てばお湯の温度は下がり、安全に水抜きが出来ます。24時間以上の停電の場合は温水も冷水も常温に近い状態になっていますので火傷の心配は要りません。

備蓄水として役立つのは?

最新の機種のものは停電時に注水出来ないものも多いです。圧力を利用する従来の注水コックのものよりも、電子式のボタンで注水を行えるものの方がバネなどの部品の劣化が少ないからです。

ただし、停電時に注水出来ないからと言って役に立たない訳ではありません。ここでは停電時に注水出来ないウォーターサーバーの備蓄用としての長所を紹介します。

アクアクララアドバンスはボトルを着脱しやすい

取っ手がついているアクアクララのリターナブル式のガロンボトルは重さはありまずがサーバー上部に差し込むシンプルなものなので有事の際は比較的容易にサーバーから外して備蓄水として用いることが出来ます。

フレシャスdewoのウォーターパックは持ち運びにも便利

フレシャスdewoで使われているのは従来のボトルタイプではなく、専用の真空ウォーターパックに入っている水です。段ボールなどに重ねて少ないスペースでストックしておける上に、7.2Lの小容量なのでバッグに入れて持ち運ぶことも出来ます。

サントリーの天然水ボックスはそのまま簡易サーバーに

サントリーのウォーターサーバーは段ボールのままサーバーにセット出来るのが特徴です。最大5箱まで積み重ねられるためストックするのにもスペースをとりません。しかも非常時用のコックを取り付ければそのまま簡易サーバーとして注水出来る仕組みになっています。

市販ミネラルウォーターの1.8Lのボトルと比較するとウォーターサーバー用のボトルは小容量のものでも4倍ほどの重さがあります。

容易に注水出来る大きさでは無いでしょう。また、フレシャスを代表するウォーターパックタイプのものは開封するのにハサミなどが必要なうえに、一度開封したら飲み切るか他の容器に移すかする必要があります。

サントリーの天然ボックスならばコックを取り付けるだけで子供やお年寄りでも自分の力で注水出来るサーバーにすることが出来ます。

賞味期限が長いウォーターサーバー用の水は?

ウォーターサーバーに一度セットした水は電源を常時入れた状態でも大体1~2週間程で使い切ることが推奨されています。

そのためサーバー内の水は停電になった際はなるべく早く消費するのが望ましいのですが、中には比較的賞味期限の長い水もあります。非常時の備蓄を視野に入れるのなら、選ぶ基準とするのもいいかもしれません。

アルピナウォーター

未開封で1年間、開封後1ヶ月を目安に賞味期限を設定しています。

ダスキン

未開封では1年、と長めの賞味期限を設定しているダスキン。未開封時、段ボールに入った状態を保っているため、通常のボトルタイプのものより保存性が高まっています。ただし、開封後は他社の天然水の平均賞味期限同様に2週間程度。

ハワイアンウォーター

ハワイの天然の地下水を逆浸透膜で更に安全性を高めたピュアウォーターです。一般にピュアウォーター、ミネラル添加RO水、天然水、の順に賞味期限は短くなります。

ハワイアンウォーターはピュアウォーターなのでウォーターサーバー用の水としては賞味期限が長いことでも有名です。公式ホームページ上では未開封で1年半となっています。

開封後はなるべく早く消費する旨も書き添えられていますが1か月程度が目安のようです。

うるのん

未開封での賞味期限は半年です。これはRO水の平均的な賞味期限ですが、開封後は1か月以内と少し長めに設定されています。

賞味期限内でも保管する環境に注意

未開封な水であっても、直射日光が当たる場所に保管するのは避けた方が良いでしょう。日差しの熱でボトル内の温度が上昇して水が変質する可能性があります。

また、高温多湿の場所は衛生上よくありません。また臭いの強いものうや揮発性のガソリンや石油などと一緒に保管すると臭いが移る恐れがあります。

災害、停電時に大切なことは?

未開封の水を備蓄水にするとしても、停電時に注水可能なのサーバーは確かに便利です。特に大容量のガロンボトルをその都度持ち上げて水をコープや水筒に注ぐのは大変な作業です。調べてみると大容量のボトルを用いる機種に、停電時利用可能なものが多いことが分かりました。

また、停電時にサーバー自体から注水が行えなくてもサントリーの天然水ボックスはそのまま簡易サーバーとして使えるのが便利です。大容量サーバーに関しては停電時でも注水可能であるもの、小容量サーバーであれば備蓄水は非常時に使いやすい構造のものか否かを基準に選ぶのもサーバー選びの一つの基準になります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする