コーヒーの味は水で決まる?

皆さんはコーヒーを淹れる時に、どんなこだわりがありますか?豆の産地、焙煎の仕方、ドリップの仕方などこだわり出せばキリがないほどに奥が深いのがコーヒーの世界です。ご自分なりの淹れ方で美味しいコーヒーと優雅な時間を満喫する方も少なくないでしょう。

実はコーヒーの味は水によって決定づけられる部分がとても大きいのです。コーヒーの約99%は水であると考えてよいでしょう。どんなに豆にこだわっても水の選び方を誤ると好みの味に程遠いものになるし、水が良ければ日常使いのコーヒー豆でも見違えるほど美味しくなります。

水へのこだわりのポイントは硬度やphの他、お湯の温度などです。また、マイナスイメージの強い水道水も塩素臭の問題さえ克服すれば、実はコーヒーに適したものになります。

目次

水の硬度とコーヒーの関係は?

コーヒーを美味しく淹れるにあたって、水はこだわるべき大事なポイントです。豆の産地や焙煎の仕方も勿論大事ですが、コーヒー豆の美味しさを引き出すのは水です。

私たちがコーヒーを口に運ぶ時、いわば「コーヒー豆の味と香りを抽出した水」を飲んでいると言っても過言ではないでしょう。今回は特に、水の硬度とコーヒーの関係をご紹介します。

水の硬度とは?

水の中にはミネラルが含まれています。主となるミネラルはカルシウムとマグネシウムです。

水中のカルシウムイオンやマグネシウムイオンの質量の質量を炭酸カルシウムの質量に換算したものを硬度と言います。

硬度にも種類がある?

実は硬度には種類があります。日本やアメリカでは一般的に一時硬度と永久硬度の総和である「総硬度」のことを指します。

一時硬度に対し、永久硬度は極微量であることから、フランスやイギリスでは一時硬度のみを換算して硬度を算出しています。

一時硬度 炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムの濃度です。煮沸により沈殿します。
永久硬度 硫酸カルシウムと硫酸マグネシウム、塩化カルシウムと塩化マグネシウムの濃度です。これらは煮沸による除去が出来ないため「永久」と名付けられています。一時硬度と比べると微量です。
総硬度 一時硬度と永久硬度を合わせたものを総硬度と言います。一般的に「硬度」といえば総硬度のことを言います。

水の分類について

日本と海外では基準が違う?

水は硬度によって「硬水」「軟水」に分けられます。世界保健機関(WHO)によれば硬度60未満が軟水、60~120を中硬水、120以上を硬水をしています。

硬水の中でも硬度300以上のものを「非常な硬水」と言います。一方で日本の場合は硬度100未満を軟水、それ以上を硬水、という分け方をしています。

実は国によって水の分類は異なります。日本の分類方法は、WHOの基準と比べるとかなり大雑把な印象をうけますね。

ヨーロッパなどではほとんどが硬水で、硬度1600のコントレックスなど、超硬水も珍しくありません。また、硬度が高い水は石鹸や洗剤の泡立ちを悪くしたり、胃腸への負担が大きくお腹を壊しやすいなどのデメリットもあります。

そのため、スイスなどの一般家庭では硬水を軟水にする機械などが設置されていることも珍しくありません。

そのため水の硬度に対する考え方は日本よりもシビアであると考えられます。日本の場合はごく一部の地域を除くと飲み水も生活用水も軟水です。

そのため、ヨーロッパのように硬度の高い水が生活に支障をきたすことも無く、あまり神経質になる必要がないという背景が考えられます。

軟水と硬水の特徴は?

では軟水と硬水は実際にどのような特徴があるのでしょうか。ここでは洗濯や入浴の場合は除き、飲用・調理用としての一般的な特徴をまとめました。

軟水と硬水の特徴

区分 硬度 特徴
軟水 100mg/L 未満 口当たりが柔らかくさっぱりしている
硬水 100mg/L 以上 のどごし硬いが飲み応えはしっかりな感じ

軟水の特徴

軟水をそのまま飲むと口当たりは柔らかく、スムーズな喉ごしを感じます。私たち日本人の多くが「美味しい」と感じるのは軟水かもしれません。

カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が少なく、抽出力に優れているため、お茶やだし汁などに適しています。もちろん、コーヒーにも適していてコーヒー豆本来の味や風味を損なうことなく市抽出してくれます。

硬水の特徴

硬水をそのまま飲んでみると、喉につかえるような感覚を感じます。程度によっては「飲みごたえがある」とも言えますが、ヨーロッパの超硬水などの中には私たち日本人の感覚では「クセがあって飲みにくい」と感じてしまうものも少なくありません。

また、ミネラル分が味の抽出を阻害するのでお茶やダシには向きません。その一方でアクを出し切る必要のある洋風のブイヨンをとるのには適しています。コーヒーに関しては苦味の強い味が好みの方には向いていると言えます。

コーヒーの味と硬度の関係は?

コーヒーの味には水の硬度が大きく関わってきます。軟水で淹れたコーヒーと硬水で淹れたコーヒーでは味わいに違いが生じます。

軟水と硬水の特徴を踏まえた上で、それらがコーヒーの味に及ぼす影響を解説します。

ミネラルバランスによる味の違い

人間の味覚の感じ方として、カルシウムは苦みを抑え、マグネシウムは渋みを感じやすくすると言われています。

硬水でコーヒーを淹れた場合はマグネシウムが味覚に強く作用して苦味が強調されたものになります。

抽出力による味の違い

コーヒーの味の構成要素とは焙煎による苦味と豆本来がもつ酸味や甘味のバランスです。

焙煎による苦みは表面的なもので、比較的容易に抽出出来ますが、豆本来がもつ酸味や甘味を抽出するにはコツが要ります。

抽出力に優れた軟水を使うと、豆本来の味が十分に引き出されたマイルドな酸味のあるコーヒーを淹れることが出来ます。

ブラックでコーヒーを飲むのは世界的に珍しい?

ブラックコーヒー
ヨーロッパやコーヒーの元祖であるトルコなどでは砂糖をたっぷりと入れてコーヒーを飲むスタイルが主流なのです。

特に挽いたコーヒー豆を直接煮だすトルココーヒーやイタリアのエスプレッソなどは苦味の強いコーヒーにたっぷりの砂糖を入れて楽しむのが本場式。フランスではたっぷりの牛乳で割って苦味を抑えたカフェオレなどもありますね。

ヨーロッパの水質では必然的に苦味の強調された味のコーヒーに仕上がります。そのために、苦味と上手く付き合うために砂糖や生クリーム、牛乳などを使ってきました。

一方、日本のコーヒーはもともとアメリカ式の浅い焙煎であることに加え、水質が軟水であったため、苦味が抑えられた甘味や酸味が活きた味のコーヒーに仕上がります。

更に、お茶に何も加えずに飲む文化が下地にあったことから、コーヒーに関してもミルクも砂糖も入れずブラックで飲めるものが重宝される風潮になりました。

甘味や酸味が十分に引き出されたブラックで飲めるコーヒーはもちろん美味しいですが、苦みの強いエスプレッソにたっぷりの砂糖を入れて楽しむのも捨てがたいものです。

後者のような楽しみ方をする場合は敢えて硬水を使って苦味を強調したコーヒーを淹れてみるのも一つの手段です。

まとめ

水の硬度はコーヒーの味と関係があることが分かりました。日本人好みのブラックでそのまま飲めるようなコーヒーは日本の風土、日本の水質に深く関わっています。

コーヒー豆の酸味や甘味をしっかり引き出すには軟水が適していて、軟水で淹れた場合はブラックでそのまま飲める本来の美味しさが魅力です。

苦味を強調してミルクや砂糖と合わせて楽しみたい場合には硬水で淹れてみるのがおすすめ。自分のコーヒーの好みに合わせて水選びをしてみるのも楽しいかも知れませんね。

水の成分がコーヒーの味を変える?

コーヒーの約99%は水、と言われているように水の性質はコーヒーの仕上がりに大きく影響します。

焙煎により、生の豆が複雑な化学変化を起こして香りや味を得るのがコーヒー豆です。このため抽出に用いる水の性質も化学変化に大きく影響を与えます。

水に含まれるミネラルやph値、不純物の有無などは抽出の過程でコーヒーの味や香りに密接に関わっています。新鮮で良いコーヒー豆の味を十分に引き出すために、水とコーヒーとの関係性を把握しましょう。

水のミネラル分がコーヒーに与える影響

水中に含まれるカルシウムやマグネシウムを数値化したものを「硬度」と言います。そしてこの硬度が実はコーヒーの味に深く関わっているのです。

硬度の高い、すなわちミネラル含有量の多い水を「硬水」、逆にミネラル含有量の少ない水を「軟水」と呼びます。

日本では水道水も湧き水も、沖縄などの一部を除けばほとんどが軟水が使われています。これに対してヨーロッパでは硬水の場合が多いです。

硬水と軟水で淹れたコーヒーの特徴は?

硬水で淹れた場合には苦味が強調されたコーヒーになります。深く焙煎した苦味の強い豆を短時間で抽出したい場合に適しています。

フランスのカフェオレに使われるコーヒーやイタリアのエスプレッソは日本人の味覚からすれば非常に苦いのですが、本場フランスやイタリアではこのような苦味の強いコーヒーに乳製品のコクや甘味を合わせるアレンジが好まれています。

一方、軟水で淹れた場合は苦みが出にくく、豆の持つ柔らかな酸味や甘味が強調された味わいのコーヒーになります。このため軟水で淹れたコーヒーは砂糖もミルクも入れなくてもマイルドで飲みやすい仕上がりになります。日本で好まれるのはこのタイプのコーヒーですね。

ちなみに日本にコーヒーが渡ってきたのはアメリカ経由でした。アメリカはヨーロッパと比較して軟水の地域が多く、深い焙煎を行う技術も無かったために、浅煎りのコーヒー豆を軟水で抽出した苦味の少ないコーヒーが好まれました。

浅煎りのコーヒーはカフェインが強く、更に苦味が少ないために砂糖やクリームを入れずに何杯も飲んで眠気覚ましとして愛用されていました。

日本人のコーヒーに対する「ブラック第一主義」はこのアメリカからの流れを汲んでいることと素材をなるべくそのまま活かそうとする日本人ならではの意識によって育まれたものと言っても良いかも知れません。

ph値の違いでコーヒーの味のバランスが変わってくる?

pH値とは水溶液が酸性かアルカリ性かを示す数値のことを言います。ph7を中性(アルカリ性でも酸性でもない)としてph7より上をアルカリ性、下を酸性としています。

コーヒーはもともと弱酸性?

コーヒーを中性の水で抽出した場合のpHは5~6.5程度で弱酸性を示します。焙煎を強くすることでpHは上昇します。

ph値と酸味には密接な関係があるとされていて、酸味を抑えたいのであればpH値を高くすれば良いわけです。

pH値の味への影響

一般的に酸性のもの、つまりpH値の低いものは酸っぱい味のものが多く、アルカリ性でpH値の高いものは苦いものが多いです。

前者の例としては梅干しやレモン、後者の例としては重曹等です。

水のpHでコーヒーの味をコントロール出来る?

日本の水のpH値は5.6~8.6 の間で幅があります。酸味の強いコーヒーが苦手な場合にはpH値の高い水を使って入れることである程度酸味を抑えることが出来ます。

ちなみに水の場合はpHが高いからといって味として苦味を感じるレベルではありません。その上コーヒー自体の苦みはpHとは直接関わりの無い成分であるとされています。

そのため、「アルカリ性の水を使ったから苦味が強くなる」といったことはありません。

汲みたての水が良い理由は?

汲みたての水には二酸化炭素が溶け込んでいます。この二酸化炭素がコーヒー豆の揮発性の香気成分と反応してより香りの良いものにしてくれます。

そのため、コーヒーを淹れる際には汲みたての水を沸かしたものであることが理想です。長時間の沸騰や二度沸かしを行ったもの、汲み置きの水などは水中の二酸化炭素が蒸発してしまっているので味わいの面で劣る仕上がりになります。

また、日本の水道水は世界トップレベルの安全性と美味しさを誇っています。しかも一部を除いて軟水のため、コーヒーを淹れるのには適していると言えるのですが、時期や地域によっては残留塩素濃度が高い場合があります。

5分以上の煮沸により塩素を除去することは可能ですが、二酸化炭素は蒸発してしまうため、汲みたての味には劣ります。

鉄分は美味しいコーヒーの大敵?

実際気になるほどの残留塩素濃度の水道水は極めてまれです。むしろ水道管の経年劣化により、鉄分が水中に含まれることの方がコーヒーを淹れる場合においては深刻です。

鉄分はコーヒーの成分であるタンニンと化学反応を起こして嫌な苦味となります。もし水道水を飲んでみて金属的な味や臭いを感じたらコーヒーには使用しないのが賢明です。

まとめ

コーヒーは非常にデリケートなものです。そして一口に「水」といってもその性質は様々です。それらが互いに密接に結びつき、コーヒーの仕上がりに個性となって現れます。

「日本人好みのコーヒーを淹れる」ことに関しては「不純物の入っていない日本の水」を用いることである程度実現出来ると言えるでしょう。

抽出力に優れた軟水であること、鉄分や残留塩素などコーヒーの味を損なうものが入っていないこと、汲みたてで鮮度がよいこと、この3つの条件の揃った水を確保することが美味しいコーヒーへの第一歩です。

ウォーターサーバーでいつでも美味しいコーヒーを

コーヒーを美味しく淹れるためには水へのこだわりも欠かせません。とは言っても、そのまま飲んで「美味しい」と感じる水とコーヒーに向いている水は微妙に異なります。

例えば日本の水道水は安全性と美味しさで言えば世界トップクラスですが、そのまま飲んだ時にミネラルウォーター以上に美味しく感じるかというと大概の人は首をかしげるでしょう。

しかし、ある一定の残留塩素が少ないことや、鉄分が少ないことなどの条件を満たせば水道水はペットボトルの水よりもコーヒーに向いていると言えるのです。しかし、日本の全ての地域でこの条件を満たす水道水が手に入るとは限りません。

実はウォーターサーバーの水はコーヒーを淹れる上で、ミネラルウォーターと水道水の良いところを併せ持っていると言うことが出来ます。

コーヒーに向いている水の条件とは?

コーヒーに向いている水の条件はいくつかあります。これらの条件を全て満たせるのはウォーターサーバーならではです。

鮮度の良い水

水は汲みたての新鮮な水であることが望ましいです。ウォーターサーバーの水は溶存酸素が豊富な非加熱天然水を使っているものが多く、これらは汲みたての水の味わいに近いとされています。

カルキ抜きのために水道水を長時間沸騰させたものや加熱処理されたミネラルウォーターではコーヒー本来の美味しさを引き出すことが出来ません。

温度は80~90℃

コーヒーの抽出に適した温度は80~90℃とされています。これより高いと旨味成分よりエグミや雑味が出やすくなり、低いと抽出が不十分で薄い仕上がりになります。

なお、ドリップ式の場合、理想的な温度は93~94℃とする説もあります。実はこれはどちらも正しいと言えます。

雑味の少ない新鮮な豆を使う場合は90℃以上の高温でも美味しい苦味のみを抽出することが出来て、コーヒー通にはこちらの方が喜ばれます。

しかし、一般的に常備されている粉末状のコーヒーは80~90℃で雑味が発生しやすい温度帯を避けて抽出を行った方が美味しく仕上がるということです。

ウォーターサーバーの多くは80~90℃に温度設定されているので適温でコーヒーを淹れることが出来ます。

軟水であること

水中に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を数値化したものを硬度と言います。硬度の高い硬水に含まれるミネラル分はコーヒーに含まれるクロロゲン酸やタンニンと結合し、苦みやクセの強い仕上がりにしてしまいます。

程よい苦味のクリアな味わいを目指すのであれば軟水の方が適しています。ウォーターサーバーの水は全て硬度100以下の軟水です。

鉄やマンガンを多く含まないこと

残留塩素の平均値が非常に小さくなってきている今、コーヒーに使用する場合の水道水の唯一のデメリットはこれかも知れません。

浄水場で設定される水自体の残留塩素が少なくても水道管の経年劣化などで蛇口を出る時には鉄分やマンガンを含んでいる場合が、水道水には多いのです。

これらはコーヒーのタンニンと結びついて味わいを損なう、コーヒーの大敵です。ウォーターサーバーの水にはこれらはほとんど含まれていることはないので心配要りません。

フレシャス

フレシャス

※画像はフレシャス・デュオになります。

フレシャスの天然水で淹れるとコーヒーの心地よい酸味が綺麗に出ます。苦味とのバランスが取れてまろやかな味になります。

苦味の強いコーヒーが苦手な方でも美味しく飲むことが出来るコーヒーに仕上がります。また、90℃前後のフレシャスの温度帯はとくにフレンチプレスなどでコーヒーを淹れる場合に適しています。
フレシャスのボトル

フレシャスおすすめのコーヒーの淹れ方

フレシャスの公式HP上では美味しいコーヒーの淹れ方を紹介しています。

フレンチプレスの場合

フレンチプレスの淹れ方

1.粉17gと沸騰したお湯300ml(フレシャス)を用意します。

2.半分程全体に均等にお湯がかかるように注ぎます。(タイマーで計測開始)

3.30秒程したら残りの湯を注ぎます。

4.4分経過したらブランジャーをゆっくり押し上げて粉とコーヒー液を分離します。

ハンドドリップの場合

ハンドドリップの淹れ方

1.粉21gと沸騰したお湯300ml(フレシャス)を用意します。

2.コーヒ-粉と同量程度のお湯を全体的に行き渡らせます。

3.そのまま40秒蒸らします。豆の鮮度が良ければこの時に含まれているガスでふっくら盛り上がります。

4.最初はゆっくり注ぎ、徐々に速めていきます。最後まで注ぎ切ると雑味や渋みが出るので蒸らしに使った分量程度のお湯をドリッパーに残してフィルターを外します。

プレミアムウォーター

プレミアムウォーター

※画像はスリムサーバーになります。

プレミアムウォーターもフレシャス同様天然水を扱っているウォーターサーバーメーカーです。

日本の天然水はもともとダシやお茶にも使われていただけあり、素材の味を優しく抽出してくれます。コーヒーの場合にもそれは例外ではありません。

温水の温度も約85℃でコーヒーの味をバランス良く抽出出来る温度です。苦味が出にくい温度とも言えますが苦味が少ない味が好みの方にはおすすめです。
プレミアムウォーターのボトル

アクアクララのアクアアドバンス

ICチップを搭載して電子制御化された温度コントロールを実現させたのがアクアアドバンスです。温水の温度はコーヒーに適している85‐90℃です。再加熱機能で93℃程に温度を上げることも可能なのでドリップにも十分対応出来ます。

フレシャスやプレミアムウォーターとは異なり、天然水では無く、RO膜処理で不純物もミネラル分も徹底的に除去したRO水を扱っています。

美味しさの要素であるミネラル分が除去されているためにそのまま飲んだ時の味わいは天然水に劣ると言われています。

しかし、コーヒーを淹れる際には、コーヒー本来の味を妨げるミネラル分が無いのでより適しているという意見もあります。

アクアクララおすすめのコーヒーの淹れ方

アクアクララの公式HPで推奨しているコーヒーの淹れ方は「熱湯を使わない」ということです。お湯の温度が高いと苦みが強くなり雑味の原因となるからです。アクアクララのウォーターサーバーではコーヒーに最適な90℃前後を保っています。

ウォーターサーバーとコーヒーまとめ

ウォーターサーバーはコーヒーに適した温度の水がいつでも使えると言う点で、コーヒーを淹れる場合にも非常に便利なものです。

水道水の様に残留塩素や鉄、マンガンといったコーヒーの味を損なう要素が存在しないのも魅力です。

また、サーバー内を循環しているので溶存する二酸化炭素や酸素の量もある程度汲みたてのものに近い、という意味でもコーヒーに向いています。

美味しいコーヒー豆の条件

コーヒー豆
コーヒーは「水が99%」と言われる位に、淹れるのに使う水によって味わいが変わってしまうものです。単純に「美味しいもの」「来客時に失礼のないもの」を求めるのであれば新鮮なコーヒー豆をカルキの臭いの無い水で淹れるだけでも十分です。

しかし、自分の理想のコーヒーの味にこだわるのであれば更に注目すべきポイントは実にたくさんあります。「淹れる技術」も大事ですが素材である「コーヒー豆」は特に様々なこだわりどころがあります。

コーヒー豆の焙煎について

コーヒー豆は収穫・精製された段階では淡い緑色をした生豆です。生豆の状態では私達がコーヒーの特徴として認識している苦味や酸味、香りなどはありません。

生豆を炒って加熱することで化学変化が起こり、コーヒーらしい酸味や苦味、香りが生まれます。

この加熱作業の行程を焙煎(ロースト)と言います。焙煎が進むにつれて色は生豆の淡い緑色から茶褐色、黒褐色へと変化します。

また、浅い焙煎では酸味は際立ち、深い焙煎では苦味が強調された仕上がりになります。焙煎の度合いは下表のように8段階に分けられています。

ライトロースト ライトローストうっすらと焦げ目がついた程度のごく軽い焙煎。全体的には黄色がかった小麦色です。この段階ではコーヒー特有のコクや香りはほとんどありません。
シナモンロースト シナモンロースト茶色がかったオレンジ色、といった色具合。シナモンの色にちなんでいます。ライトローストよりはコーヒーらしさを感じられますが青臭く、飲用としては適していません。
ミディアムロースト ミディアムロースト茶褐色。軽い味わい。アメリカンコーヒーで主流とされる焙煎度のため別名「アメリカンロースト」とも言います。
ハイロースト ハイロースト喫茶店や家庭用として販売されているコーヒー豆はこの段階のものが多いです。
シティロースト シティローストもっとも標準的な焙煎度。赤みがかったコーヒーブラウンといった色合い。ハイローストと同様に喫茶店や家庭用として主流です。ハイローストよりも分量に注意して入れる必要があるため、どちらかというと喫茶店向きと言えます。最近ではエスプレッソにも使われています。
フルシティロースト フルシティロースト深い苦味が求められるアイスコーヒーや炭焼珈琲、エスプレッソなどに使われます。色はダークブラウン。
フレンチロースト フレンチロースト強い苦味と独特の香り。日本ではフレンチローストとイタリアンローストは少数派です。カフェオレやたっぷりの生クリームを浮かべたウィンナーコーヒーなど、乳製品の濃厚な風味を加えたアレンジを施してもしっかりコーヒーの個性が際立ちます。
イタリアンロースト イタリアンローストほとんど黒に近い黒褐色。苦味は非常に強いです。イタリアでの伝統的なエスプレッソの楽しみ方はイタリアンローストの非常に強い苦味とたっぷりの砂糖やクリームを合わせたものでした。しかし、近年はイタリアでも健康志向が普及してカロリーや血糖値を気にして砂糖や乳製品の摂取を控える向きがあり、コーヒー自体もライトな味わいのものが好まれるようになってきたため、イタリアンローストは本場イタリアでも少なくなりつつあります。

以上のように浅いものから順に、ライトロースト、シナモンロースト、ミディアムロースト、ハイロースト、シティロースト、フルシティロースト、イタリアンローストとなります。

カフェインと焙煎の関係は?

カフェインは生豆の状態でもっとも多く含まれています。そして焙煎が進むにしたがってカフェインは失われていきます。

つまり薄くて軽い味わいのミディアムローストの方が苦味が強く重厚なフルシティロースト(エスプレッソやアイスコーヒーに使われる)などよりもカフェインによる眠気覚ましの効果は高いということになります。

苦いコーヒーを飲んで眠気が覚めたと感じるのは、強い苦味による刺激を受けたことによる錯覚が大きいと言えるでしょう。

コーヒー豆の鮮度について

コーヒー豆は非常に繊細です。どんなに良質な豆を丁寧に自分好みの焙煎で仕上げても、鮮度を失ってしまっては台無しです。

特に酸化による劣化は著しく、本来の美味しさを損なう不快な酸味や苦味がついてしまいます。もちろん、コーヒーの香りは揮発性のものが主なため時間が経つと香りも弱くなっていきます。

コーヒー豆の賞味期限は?

豆の状態(挽いてない)ならば焙煎してから2週間です。ただし挽いてしまった場合は湿気や臭いを吸いやすく、酸化する表面積も大きくなるため瞬く間に劣化します。

鮮度を調べるには?

信用出来る店を選び、焙煎した人に「いつ焙煎をしたか?」を訪ねるのが一番確実です。また、コーヒー豆の袋に焙煎日が記載されている販売店も最近では多くなってきたので参考にすると良いでしょう。

自宅で淹れる際の目安としてはドリップする時にお湯を吸って膨らむかどうかです。新鮮なものは豆の中にガスが残っているため膨らみますが。鮮度が落ちたものはガスが抜けてしまっているために膨らみません。

コーヒー豆の保存について

コーヒー豆には高温・多湿・酸素・光が大敵です。また、他の臭いを吸着しやすいきわめてデリケートなものです。

極力鮮度の良いものを飲み切れる分だけ購入するのが本来望ましいのですが、密封容器に入れて冷凍庫で保存すればある程度劣化を防ぐことが出来ます。

「飲み切れる分だけ」「豆の状態で」購入する

コーヒーは焙煎してから2週間程度は美味しさを保つことが出来ます。ただしこれは挽かない豆のままの状態での話です。

挽いて粉状にしてしますと表面積が増えて湿度を吸いやすく、酸化も進みやすくなります。こうなると挽き立ての時の美味しさは2、3日も続きません。

なるべく2週間程度のうちに飲み切れる分を豆の状態で購入し、淹れる直前に挽くようにしましょう。

冷暗所で密閉保存する

光が当たらない涼しいところに保存することが望ましいです。冷凍庫がおすすめの保管場所。ただし他の食材の臭いを吸わないようにキャニスターなどの完全密閉容器に入れるようにしてください。

コーヒー豆の挽き方

豆の挽き目(細かく挽くか荒く挽くか)の違いで味わいが変わるのもコーヒーの奥深さの一つです。ミル、またはグラインダーと呼ばれる器具を使って挽きます。これらの器具は電動式のものと手動式のものがあります。

一般的には速さと摩擦熱による劣化を防げるメリットがあるのは電動式のミル。挽き目を一定の精度に保つことが出来るのは手動式のグラインダーです。以下に挽き目の細かい順に挽き方をご紹介しています。

極細挽き 最も細かいパウダー状の挽き方。エスプレッソやターキッシュコーヒーなど、ごく短時間の抽出に向いています。
細挽き 水だしコーヒーなどに向いています。
中細挽き 一般的なレギュラーコーヒーはこの挽き目。ペーパードリップやコーヒーメーカーともっとも相性が良いとされています。
中挽き サイフォンやネルドリップとの相性が良いです。
粗挽き バーコレーターなどお湯と粉との接触が長い抽出に向いています。

コーヒー豆の種類とブランド

コーヒーは世界中の約60か国で生産されています。かつては南米やアフリカが主な生産国でした。

近年はインドネシアやベトナムなど、東南アジアでの生産量が増えてきています。特にベトナムはブラジルに次いで世界第2位のコーヒー生産国となっています。

しかし、コーヒーの中でも高級とされるアラビカ種は高冷地でしか育たないため、熱帯のインドネシアやベトナムにおける生産量は少なく、廉価で育ちやすいロブスタ種がメインです。

コーヒーはそれぞれの栽培地によって風土や気候に合った方法で生産されています。形や味、芳香などに微妙な違いが生じます。

主なコーヒーブランド

日本で有名なコーヒーブランドは次の通りです。

日本で有名なコーヒーブランド 詳細
エメラルドマウンテン アンデス山脈の厳しい気候で手作業で栽培されています。
キリマンジャロ アフリカ大陸最高峰の山脈「キリマンジャロ」のふもとで栽培される最高品質のコーヒーブランドです。
グァテマラ 中米のコーヒー原産国「ホンジュラス」産の高級ブランドコーヒーです。
コナ ハワイ島の一部でのみ栽培されています。
ジャワ インドネシアのジャワ島の一部で栽培されています。アラビカ種の高級品でマイルドな口当たりが日本人の嗜好に合い、近年輸入量が増えています。
ブラジル コーヒーのブレンドに主に使われます。ブランド豆としては生産量が多く平均的な味のため、他の高級豆の個性を活かすことが出来ます。
ブルーマウンテン カリブ島ジャマイカのごく一部で生産される最高級品種です。生産量、輸入量ともに少ない希少品のため、日本では特に高級品として扱われています。
マンデリン インドネシアのスマトラ島で栽培されるコーヒーです。アラビカ種の高級品です。
モカ コーヒーの最も古いブランド。コーヒー発祥の地とされコーヒー豆の積出港としても栄えた中東のイエメン共和国の都市の名前から名づけられました。

コーヒー豆についてまとめ

コーヒー豆は品種、挽き方、焙煎などこだわればきりがないほど奥が深いものです。また、鮮度面で小容量での購入が望ましいことを考えれば近所で焙煎まで好みに合わせて行ってくれるお店で購入し、自分で挽くのが良いでしょう。

また、品種によって本当に個性が様々なので、色々な品種を単一で試してから好みのオリジナルブレンドを見つけてみるのも楽しみの一つです。

焙煎にこだわってみる

コーヒーの味を決定付ける要素は実に様々ですが、その中でも焙煎はコーヒーの個性を決定づける重要な位置づけです。

コーヒーは世界の限られた世界の栽培地でしか収穫されないばかりでなく、その後の焙煎の技術があるからこそ現在のような飲み物として私達の口に入っていると言えます。

コーヒー豆の焙煎とは?

ここでコーヒー豆の焙煎とは具体的にはどのようなものなのか解説していきます。

加熱による化学変化

焙煎とは英語で「ロースト」とも言います。コーヒー豆を炒ることで加熱することを焙煎と言います。この過程を経ることでいわゆる「コーヒー色」と言われる茶褐色や黒褐色のような色を纏い、化学変化によって独特な苦味や酸味、揮発性の芳香などが生まれます。

生の状態のコーヒー豆はどんなもの?

では焙煎する前のコーヒー豆はどんなものなのかというと、淡い緑色の豆でコーヒーらしい味も香ばしさもほとんどありません。

正確にはコーヒー豆は「豆」ではなく赤く甘い果実の「種」のことを指します。修行中の僧侶がこの果実を食べて眠気を凌いだことからカフェインの作用は知られていました。

種子や葉にもカフェインが含まれていることも知られ、これらを煮出した汁は秘薬として用いられていましたが、現在の焙煎の過程を経て抽出されたコーヒーとは、美味しさの点では比較にならなかったようです。

コーヒー豆の8段階の焙煎(ロースト)について

コーヒー豆の焙煎は8段階に分けられています。ごく浅い焙煎に関しては飲用としては流通せず、あくまで豆の品質を検査するための官能試験の段階で用いられます。

焙煎の度合いが浅い順にご紹介します。

コーヒー豆の焙煎による味の変化

前述したようにコーヒー豆は焙煎する前の生の状態ではコーヒーらしい苦味も酸味も香りもありません。

焙煎することによってコーヒーらしい美味しさは生まれてくると言えます。

酸味と苦味のバランス

浅煎りの状態では酸味が強く、深く煎るほどに苦味が強くなります。ただし、豆の種類によっては苦味が早い焙煎段階で出るものもあるし深く煎っても酸味が残っているものもあります。

この様に、豆の特性に応じてコーヒーらしい美味しさを引き出すのが焙煎の技術的な奥深さです。

酸味は焙煎のある段階から分解される

コーヒーの焙煎を始めると、熱による化学反応が起きます。豆の中のアミノ酸や糖類が分解することで酸味の要因となるキナ酸やコーヒー酸、乳酸、ギ酸が生成されます。

この段階が酸味のピークで、もし酸味の強いコーヒーがお好みの場合はこの段階で焙煎をストップするのが良いでしょう。

そして更に焙煎が進むと、これらの酸味の要因となる酸が熱分解され酸味は弱まります。

色合いと苦味は比例する?

コーヒーの苦みは豆の糖質とアミノ酸とクロロゲン酸から作られる褐色色素から作られます。そのため、焙煎が進み深い色合いになるほど苦味は強まります。

香りについて

焙煎によって作られる香り成分は650種類にも上ります。香味成分のもととなる糖類、アミノ酸、クロロゲン酸などの成分のバランスや量は豆の種類によって異なります。産地によって香りが違うのはこのためです。

また、焙煎を進める過程でどんどん増えていく香味成分もあれば一定まで増えてから熱分解により減っていくものもあります。

浅く炒ったものほど酸味が強く深く炒ったものほど苦味が強い。

焙煎に関するまとめ

コーヒーは焙煎によって様々な個性を発揮します。

また、酸味成分がある程度の焙煎度からは減少していくのに対し、苦みはどんどん増えていくというのを覚えた上で、酸味がピークに達する焙煎度を割り出すことが出来れば、自分の好みの酸味と苦味のバランスを保った焙煎のコーヒーを手に入れることが出来そうです。

香りにしても同様に様々な香り成分がある段階で消えたり、どんどん増えて行ったり、焙煎によって刻一刻と豆の状態が変化していくのが興味深いですよね。

自宅でプロのバリスタの味を

自宅で美味しいコーヒーを淹れるのに便利なアイテムは沢山あります。

ハンドドリップならではの繊細さもコーヒー好きとしては魅力ですが、便利さで言えばコーヒーメーカーや電動ミルなどの方に軍配があがります。

日常使いや来客時などに豆や水をセットするだけで美味しいコーヒーが入れられるコーヒーメーカーも多く販売されています。

また、挽き立てのコーヒーの味は格別なので、味にこだわりたいのであればやはり粉で買うよりも豆で買ってその都度挽いて淹れるのがおすすめです。

便利な電動ミルの他、ミル機能付きのコーヒーメーカーもあるので自宅でも手軽に挽き立ての美味しさが味わえるようになりました。

ドリップタイプのコーヒーメーカー

いわゆるドリップ式のコーヒー用のコーヒーメーカーの紹介をします。注水方式やドリッパーの形状でコーヒーの仕上がりがガラリと変わります。

ドリップ用のペーパー部分への滞留時間が長ければ豆の味を十分に抽出したコクのある味わいになるし、短ければ雑味の少ない軽やかな味わいになります。

これはどちらが良いというものではなく、好みによります。また、ミル機能付きで挽き立てを味わえる他、浄水機能で水のカルキ抜きが出来るものもあります。

NC-A56(パナソニック)

NC-A56(パナソニック)

煮沸浄水機能で90%以上のカルキをカットすることが出来るのが大きな特徴です。更にミル機能も搭載しています。

さらに、機能が多いほどセルフメンテナンスが大変なものですが、このNC-A56は全自動でコーヒーミルの部分まで洗浄してくれるシステムを搭載しているのでお手入れが楽で、衛生面も安心です。

V60 珈琲王(ハリオ)

V60 珈琲王(ハリオ)

機能面としてはシンプルなドリップタイプのコーヒーメーカーです。珈琲王はドリッパー部分が特徴的です。

ドリッパーがコーヒーの味を特徴付けるのはリブという内側の溝が様々な形状をしているからです。

珈琲王の場合は螺旋状のリブのおかげで空気の抜け道が出来ます。

このため蒸らしの効果が最大限発揮され、コーヒーの美味しさが存分に引き出されます。

ドリッパー下部の穴の大きさも絶妙で、ペーパーフィルターの先端が突出する構造のためネルドリップに近い抽出をすることが可能です。

ノイエ MKM‐535(メリタ)

ノイエ MKM‐535(メリタ)

魔法瓶タイプのステンレスサーバーです。保温の際にコーヒーが煮立たないので香りやコクが逃げにくくなっています。

通常、サーバーに長時間保温しているコーヒーは煮詰まって酸化してしまい、味は劣化してしまいます。

しかし、魔法瓶タイプのノイエは時間が経ってもコーヒーが美味しいままです。

メリタのドリッパーは1つ穴タイプのものの中でもっとも歴史のある古いドリッパーです。

ドリッパー部分にお湯が滞留している時間が長いため、しっかりとした抽出が行えます。さらに浄水フィルタはメリタ専用のもので99%のカルキを除去します。

カフェバリエ ACT-A040(タイガー)

カフェバリエ ACT-A040(タイガー)

タイガーからリリースされたカフェバリエは3種類の使い方を選ぶことが出来ます。さらにステンレスサーバーで加熱せずに保温するシステム。これにより煮詰まりを防ぎ、風味の劣化を防ぎます。

コーヒーミル

コーヒーミルはコーヒー豆を挽くのに必要です。粉で購入するよりも挽き立ての方が美味しいので、味にこだわるのであればコーヒーミルは欠かせないアイテムです。

コーヒーミルには手動のものと電動のものがあります。電動のものは挽く際に摩擦熱が発生し豆を劣化させるという説はありますが実際はほとんど影響ありません。

手動のものは挽くのが大変なのでここでは利便性を考慮して電動式のミルに絞って紹介しています。

セレクトグラインド MJ-516 (メリタ)

最大容量70g 。買いやすい価格帯で楽天市場などでも人気の高い定番品です。

CM-50 (カリタ)

CM-50 (カリタ)

50gの豆を15秒で中挽きに出来ます。微粉(挽き目以上に小さく砕けてしまったコーヒーカス)も少なくて使いやすいミルです。

エスプレッソマシン

エスプレッソとは極細引きにした豆をエスプレッソマシンで圧力をかけ、お湯をコーヒーの粉の中に瞬間的に通して抽出したコーヒーのことです。

深く煎ったコーヒー豆を使うのも特徴で、カフェインは焙煎の段階で揮発していて少なくなります。

エスプレッソマシンはお湯の量や圧力の調整など、細かく設定出来るかどうかが選ぶポイントになります。

1カップ用直火式エスプレッソメーカー「イルサ」

1カップ用直火式エスプレッソメーカー「イルサ」

一人分だけ抽出できる総ステンレス製エスプレッソメーカーです。アルミ製と違い器具内部の汚れや黒ずみが付かずに衛生的です。

ステンレス製ならではの頑丈な作りと機能性を重視した無駄のないデザインで飽きずに長く使えます。

IMPRESSA F40(ユーラ)

IMPRESSA F40(ユーラ)

業務用としても使用できる高級エスプレッソマシンです。レギュラーコーヒーからカプチーノまで淹れることが出来ます。

浄水機能、極細挽き対応のミル機能も付いているので挽き立ての豆を浄水で抽出できるのが嬉しいですね。

さらにミルクフォームの質の高さにも定評がありカプチーノやカフェラテも美味しく作ることが出来ます。

もちろん抽出濃度や豆の挽き方などのカスタマイズも自由自在です。家庭で使うには十分すぎる程のスペックですが、値段も非常に高いです。

ESAM1000SJ(デロンギ)

ESAM1000SJ(デロンギ)

5万円程で買うことの出来るエスプレッソマシンとしては非常に機能が充実しています。

通常のコーヒーメーカーよりも必要な機能がエスプレッソマシンの場合は多いため、高価格なものが多いので、この値段は非常にリーズナブルであると言えます。

さらに自動洗浄機能が付いているのでメンテナンスも楽です。

まとめ

ドリップタイプのコーヒーメーカーにもエスプレッソマシンにも最先端のものには浄水機能がついているものが多いです。それだけ消費者の水に対する意識も高くなってきたということでしょう。

電動ミルに関してはあまり機能面での差は見られません。収納スペースや持ち運びに便利な大きさ、そしてデザインなどで選ぶのが良いでしょう。

ただし、来客があったりして一度にある程度の量の豆を挽くのを想定する場合は大き目の容量のものを選んだ方が良さそうですが、実際は容量の大きなミルで少ない豆を挽くと挽きムラが生じます。

少量用の手動ミルと数人分対応の電動ミルを使い分けるという手段もありますが手間がかかります。

ある程度の量を電動ミルで挽いておいて密閉容器に入れて冷暗所に保存しながら2,3日のうちに飲み切ってしまうのがおすすめです。

多少風味は挽き立てよりは落ちますが粉で大量に買ってしまうよりは鮮度の良いコーヒーが楽しめます。

美味しいコーヒーの淹れ方は?

コーヒーは淹れ方によって大きく性格が異なる不思議な飲み物です。使用する器具、豆の挽き具合、湯の温度、抽出時間などの微妙な違いでコーヒーの味わいは違ってきます。

コーヒーの淹れ方は実に様々なものがあります。代表的なペーパードリップを始め、特殊な機械を使ったエスプレッソやフレンチプレスなど、その概要を説明します。

ペーパードリップ

もっとも普及している淹れ方がペーパードリップではないでしょうか。ペーパーフィルターは手軽に購入出来る上に使い捨てなので器具の手入れも楽です。

ペーパードリッパーには「メリタ式」「カリタ式」などの「台形型」と「ハリオV60」「コーノ式」などの「円錐型」があります。ドリッパーの形によってコーヒーの仕上がりは変わってきます。

金属フィルターによるドリップ

ペーパーフィルターは豆の油分を吸着する性質がありますが金属フィルターの場合は油脂分もそのまま抽出するため、よりダイレクトな味わいになります。

ただし、コーヒーの微粉もそのままドリップしてしまうため、雑味が残りやすい仕上がりになります。

ペーパーフィルターを購入するコストがかからないのは魅力的ですが味わいの面ではペーパードリップより劣るものになります。

ネルドリップ

原理はペーパードリップと同じですが、ペーパーよりも繊維が緩いため豆の油分が抽出されやすい上に、微粉がフィルター内に留まり滑らかな舌触りになります。

ろ過スピードはペーパーより早いため、お湯を注ぐ速度に注意が必要です。勢いよくお湯を注ぐと抽出が十分でない、薄い味になってしまいます。

サイフォン

アルコールランプで熱せられた下部のフラスコ内のお湯が上部に押し上げられます。この時に上部のロートにお湯が移動するのですがこの時にコーヒーの粉が入ったフィルターを通過することでコーヒー液になります。

そしてその後火を止めると上部に移動したコーヒー液はフラスコに落ちてきます。ドリップよりも高い温度で淹れることになるため、少し香り成分は破壊されます。

しかし、それを補うだけの演出効果と高温ならではの香りの立ち方で人気のある淹れ方です。

フレンチプレス

日本では紅茶を淹れる道具として浸透しているフレンチプレスはもともとコーヒーを抽出するための道具です。

1930年代にイタリアで開発され、戦後にパリで普及しました。使い方としてはまずポットにコーヒー粉を入れてお湯を注ぎます。

そして一定時間経過した後にフィルターを押し込むことでコーヒー液とコーヒー粉を分離します。粉とお湯が触れている時間が長いため雑味も美味しい成分も含め、豆本来の味の個性がはっきり出ます。

エスプレッソ

深煎り豆を極細引きにしてエスプレッソマシンの高圧蒸気で一気に抽出するのがエスプレッソ。

苦味が強くカフェインが少ないのが特徴です。ドリップ式の様にブラックでそのまま飲んで楽しむよりも、砂糖や生クリーム、泡立てた牛乳などで濃厚なアレンジを施して楽しめるのが醍醐味です。

エアロプレス

近年のヨーロッパで流行しているコーヒーの淹れ方です。太い注射器のような形状をしています。

ピストンを押し込むことで圧力をかけてコーヒーの抽出を行います。挽き目の細かさでドリップ式に近い味わいのものからエスプレッソに近い味わいのものまで仕上がりを変化させることが出来ます。

イメージとしてはフレンチプレスとエスプレッソマシンの中間と言えるでしょう。

コーヒーの淹れ方まとめ

コーヒーの淹れ方は様々で、淹れ方によってそれぞれ違う個性を発揮します。中でもコーヒーオイルと言われるコーヒー豆の油脂分を残すのか取り除くのか、雑味のもととなる微粉は完全に取り除けるかどうか、などで同じ豆でもガラッと違う味わいになります。

例えばペーパードリップでは微粉を取り除けるので雑味は少ないですが、コーヒーオイルもペーパーによって吸着されてしまうのでネルドリップと比較すると油分由来のコクは物足りない仕上がりになります。

コーヒーにどのような味を求めるかによって好みの淹れ方も変わってきそうですね。ブラックで飲んだ時に満足度が高いのは程よくコーヒーオイルが抽出されたネルドリップ

やクリアな味わいのペーパードリップのコーヒーです。一方で乳製品や砂糖の濃厚なアレンジをしっかり受け止めるには雑味が多少残っても豆本来の力強さを存分に引き出したプレス式の淹れ方が適していると言えます。

水道水で美味しいコーヒーが出来る?

日本の水道水は世界的にも安全で美味しい水だという評価を得ています。

実際、海外では水道の蛇口をひねると飲める水は出てくる、というのは非常に珍しいケースです。海外から日本への観光客も年々増え、水道水の美味しさや安全さに驚いているという話も耳にします。

しかしその一方で「水道水は臭い」や「水道水は不味い」といったイメージが日本人の中には根強くあるのも事実です。

それは果たして事実なのでしょうか。また、「コーヒーを淹れる際にも水は重要」という解説をしましたがそもそもとして「水道水はコーヒーに適しているのか」「水道水を使ってコーヒーを淹れる際の注意点」を調べてみました。

水道水の残留塩素について

水道水の味に関してマイナスのイメージがあるのは残留塩素のためであると言えます。

本来は水中の雑菌の繁殖を防ぎ消毒の役割を果たしているのが残留塩素です。蛇口から出る時点である程度の塩素が残っているということが、くまなく消毒が行われていることの証明となります。

しかし、この残留塩素の量が多くなると、水本来の味を大きく損なう薬品臭が目立つようになります。この薬品臭が付いた水道水は決して美味しいものではなく、味や風味面での評価を下げることになりました。

残留塩素は必要だった?

水道法は戦後に作られた法律の一つです。

日本がまだ貧しく、一般家庭の衛生状態も悪かった当時は水を介しての疫病などの蔓延が懸念されました。

そのため、飲料水・生活用水を消毒・滅菌する必要があったのです。そこで導入されたのが塩素による消毒です。

塩素は水中の毒素や雑菌の中和をすることで消えてしまいます。しかし毒素や雑菌は官能検査(視覚・嗅覚・味覚による検査)で有無を判別することが困難な場合があります。

一方で塩素は特有の臭いがするため官能検査で有無を見分けることが出来ます。

仮に残留塩素が全くない状態だと、毒素や雑菌の数が塩素を上回って消毒・滅菌が十分でない可能性があります。

逆に残留塩素があるとということは毒素や雑菌の数を塩素が上回っているということになります。そのため残留塩素の下限は0.1mg/Lと定められたのです。

なぜ残留塩素は多くなった?

戦後当時に設定された残留塩素の下限値は0.1mg/Lと定められたものの上限値は設定されていませんでした。

この時点では後に迎える日本の高度経済成長期のことは想定されていません。やがて高度経済成長期を迎え、日本は急速な工業化が進みました。

工業廃水などで水質汚染が深刻化し、それに伴い、汚染した水に含まれる化学物質による公害病なども社会問題となりました。

水質汚染が進み、従来のままの消毒や滅菌では不十分になってしまったのです。

そこで、水質汚染が進んでいる都市部では消毒用の塩素の量を増やすことにしました。

そのため最大で150mg/L の残留塩素という、およそ飲用に適しているとは言えない水道水になってしまったのです。

現在の水道水の残留塩素

地域によって異なりますが、バブル崩壊後の日本の企業は環境保全にも力を注いできました。

そのため一時期の深刻化した水質汚染は大幅に改善されています。大量な塩素による消毒は必要なくなったのです。

現在も法律上での残留塩素の上限は設定されていませんが、上限目標は1.0mg/Lとされています。

さらに当時厚生労働省で作られた「おいしい水研究会」により「おいしい水の水質要件」が設定されました。

これによるとより美味しい水とするために残留塩素を減らす目標値として0.4mg/Lという数値が設定されています。

現在の日本では多いところでも残留塩素は上限目標の1.0mg/L 前後にとどまっています。

やっぱり水道水は美味しくない気がする?

以上で説明したようにほとんどの地域では塩素の臭いはほとんど気になるものではありません。

どちらかというと水道管や貯水槽などの経年劣化が水道水の味に影響を与えているケースの方が多いです。

内部のサビなどにより水の味を損なっている場合があります。こういった場合は内部に滞在している水を循環させ、新しい水と入れかえることである程度解消されます。

それでもやっぱり塩素の臭いが気になる時は?

一時期と比べてかなり残留塩素は減ったとは言え、匂いに敏感な方や不味い水道水を飲んだ時の印象が強い方にとっては、塩素の臭いは気になるかもしれません。そのような場合は一度沸騰させてカルキ抜きを行うと良いでしょう。ただし、後述しますが沸騰させてカルキ抜きを行ったものは二酸化炭素や酸素が抜けてしまうため、コーヒーを淹れるという使い方においては少し劣るものになります。

日本の水道水はコーヒーを淹れるのに向いている?

一体どのような水がコーヒーには向いているのでしょうか。実はコーヒーの味にも好みがあって、どのような水がコーヒーに向いているとは一概に言えません。

一般的には軟水で淹れたコーヒーは豆本来の甘味や酸味がよく抽出され、苦味とのバランスもよくとれたブラックでも飲みやすいコーヒーになると言われています。

しかしこれはあくまで「平均的な日本人の嗜好にあったコーヒー」という意味です。

フランスやイタリアでは硬水で淹れることで苦味がより際立ったコーヒーに甘味や乳製品でアレンジが施されたもの(カフェラテやカプチーノなど)が好まれます。

しかし、あくまで日本においては、「美味しいコーヒー」というのは酸・甘・苦のバランスに優れていてブラックでコーヒー本来の香りを楽しめるコーヒーを指します。

この意味では、ミネラル分が少なく抽出力に優れた軟水の方が向いているということが言えます。そして日本の水道水は沖縄など離島の一部を除くと軟水なのでコーヒーに向いています。

水道水でコーヒーを淹れる場合の注意点

日本の水道水はコーヒーを淹れるのに向いていますがより美味しくコーヒーを淹れるためにいくつかの注意点があります。

汲みたての水を沸かす

コーヒーに適しているのは二酸化炭素がある程度残っている状態の水です。

流れている水は適度に酸素や二酸化炭素を含んでいます。これを汲み置きや長時間の沸騰をさせてしまうと水中の二酸化炭素は蒸発してしまいます。

二酸化炭素が抜けた水で淹れたコーヒーはぼけた味に仕上がってしまいます。

朝一番に蛇口から出る水は避ける

朝一番の水は蛇口付近に溜まっている水です。これは汲み置きと同様に二酸化炭素が蒸発しているばかりでなく、水道管由来の鉄分や残留塩素などの滞留が多く、味を損なう要因になります。

最低1分ほど水道の蛇口を開いて水を出しっぱなしにしてから水を汲んで沸かしましょう。

鉄分の多い水は避ける

地域によってはもともとの水質による場合もありますが、水道管の経年劣化でサビ成分が水の味を損なっている場合があります。

こういった場合はそのまま飲む場合はもちろんですがコーヒーを淹れる際の味にも影響を与えます。

コーヒーの中にはタンニンと呼ばれる色素成分が含まれています。これは赤ワインなどにも含まれていて、苦味の成分にもなるのですが、これは鉄分と反応すると苦味を更に強く感じさせるものになってしまいます。

この記事のまとめ

日本の水道水そのものは現在残留塩素も少なく、ほとんどが軟水なのでコーヒーを淹れるのに向いています。

ただし、問題は水道管の経年劣化によるサビ臭などです。ある程度流し続けることで解消されますが、完全とは言い切れません。

水道水が美味しくないと感じる原因は実は現在は残留塩素よりもサビ臭などの方が大きいと言えます。

実際水道管や貯水槽の内部の状況を知ることは出来ないので飲んでみて嫌な思いをするくらいなら、と最初からミネラルウォーターを買い求める方が多いのもうなずけます。

しかし、ミネラルウォーターより水道水が優れているのは「汲みたて」を用いることが出来る点です。

ミネラルウォーターは開封したての時はある程度二酸化炭素や酸素を含んでいますが、開封から時間が経つにつれてそれらは蒸発します。

一方で水道水は蛇口を捻ればコーヒーを淹れる上で望ましい程度の二酸化炭素を含んだ水が出ます。鉄分の問題さえなければ水道水でコーヒーを淹れるのはおすすめです。

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