「軟水」と「硬水」を使い分ける!その特徴と選び方のコツ

「軟水」と「硬水」を使い分ける!その特徴と選び方のコツ アイキャッチ

水には、「軟水」と「硬水」がありますが、そもそもどんな違いがあるのか疑問に感じている方も多いはず。

「水なのに軟らかいとか硬いってどういうこと?」
「それぞれ何をする時に使い分けるの?」

そういった疑問を持っている方のために、水の硬さの特徴と使い分けのポイントなどを紹介します。

この記事を読むことによって水を最適なタイミングで使い分けられるようになるのでぜひ役立ててみてくださいね。

硬水と軟水の定義

軟水と硬水

硬水と軟水の大きな違いは、水の中に含まれているミネラルの量です。

水の中にはカルシウムイオンとマグネシウムイオンが含まれているのですが、水1Lの中にどれくらいのカルシウムとマグネシウムが含まれているかによって次のように分類されます。

分類 軟水 中硬水 硬水
硬度 0~100mg/L未満 100mg~300mg/L 300mg/L以上

含まれているカルシウムとマグネシウムが少なければ軟水、多ければ硬水に分類されるのです。

市販されている代表的なミネラルウォーターの、水の硬度は以下のとおりとなります。

ヴィッテル 315mg/L 硬水
エビアン 304mg/L 硬水
フィジーウォーター 106mg/L 中硬水
ボルビック 60mg/L 軟水
南アルプスの天然水 30mg/L 軟水
いろはす 27~40mg/L 軟水

ウォーターサーバーは日本で採水されているものは、ほとんど軟水となり、純水(RO水)は99%以上の不純物を取り除いているので、硬度はほぼ0の非常に柔らかい軟水です。

日本人に「軟水」が親しまれている3つの理由

軟水と硬水のうち、日本人にとって馴染み深いのは軟水です。

その理由について詳しくみていきましょう。

1. 水の源泉が軟水向き

ミネラルの浸透
水の硬度は地域によって異なるのですが、日本の場合はほとんどが軟水です。

これは、日本の地層はミネラル分が少ないことに加え、国土の起伏が激しく、水が速いスピードで高地から低地に移動することが関係しています。

ゆっくりと地層中のミネラルを吸収する時間がないために軟水になるのです。

一方でミネラル分の多い石灰岩の地層と平坦な大地が特徴のヨーロッパは水が多くのミネラルを含み、硬水になります。

2. 「マイルドな味わい」が日本の食事に合う

日本人に「軟水」が親しまれている3つの理由 日本料理

硬水にはマグネシウムが多く含まれているのですが、マグネシウムには苦味と香り、風味があるため、日本料理のように食材本来の味を楽しむ料理には向いていません。

一方で軟水はクセがなく、マイルドな味わいが特徴で、日本料理にはぴったりだと言えます。

3. 体に優しく、誰でも安心して飲める

お腹を押さえる人

硬水に多く含まれているマグネシウムは胃腸を刺激する働きがあります。

そのため、胃腸が弱い方が取り過ぎるとお腹が緩くなることも。

更に腎臓に問題がある方が硬水に多く含まれているカルシウムを摂取し過ぎると、結石のリスクが高まるので注意が必要です。

カルシウム・マグネシウムが少ない軟水であればそういった心配もなく、安心して取り入れていくことができます。

軟水と硬水の違いを5項目で徹底検証

それぞれの水の特徴を表にまとめました。

この表を確認すれば、それぞれの水が持っている特徴が見えてくるのでチェックしてみてくださいね。

軟水 硬水
味わい 特徴はなく、さらっとしていて飲みやすい 独特の苦味・香り・風味がある
水に合った料理 和食料理
・・・料理の味を邪魔しないため、素材の味を活かせる
洋風の煮込み料理
・・・肉の臭みやアクを出しやすくする効果がある
健康作用
(具体的な作用)
▼老廃物の排出促進
▼美肌効果
▼便秘改善効果
▼脂肪吸収を抑える
▼代謝促進
洗濯時の水利用
洗剤の泡立ちがよくなり、洗浄力も高まる
×
ミネラル成分が洗剤と結合し、汚れたり仕上がりを悪化させる
赤ちゃんへの影響
体の負担になる成分が含まれず、消化器官を刺激しないため体にやさしい
×
未熟な臓器ではミネラルを吸収できず、消化不良を引き起こすリスクがある

軟水と硬水には、それぞれ魅力もあれば注意点もあるため、よく確認した上で取り入れるようにしてみましょう。

軟水のメリットは「使いやすさ」

私たちが普段使っている水道水も軟水です。ここからも分かる通り、特に硬度を気にすることなく、さまざまな用途で気軽に使えるのが特徴。

肌に優しいだけでなくクセがないので飲みやすく、吸収率が高いことから水分補給にも向いています。

日本料理との相性も良いので、普段使いするのにもぴったりの水だといえるでしょう。

軟水のデメリットは「味気なさ」

水の味を左右する大きなポイントは、ミネラルの含有量にあります。

硬水の場合は、どれくらいのミネラルが含まれているのか、カルシウムとマグネシウムの含有量はどれくらいなのかによって味に違いが出てくるのです。

軟水はほとんどミネラルが含まれていないため、さっぱりとしているものの、味気なさを感じる人もいます。

硬水のメリットは「健康効果」

日本でも美容と健康のために硬水を購入して飲んでいる方が多くいます。

これは、次の3つの健康効果があるからです。

  1. ミネラルによる代謝促進効果
  2. カルシウムによる脂肪吸収の抑制
  3. マグネシウムによる便秘解消

特にダイエットをサポートしてくれる水として取り入れている方が多くいます。

硬水のデメリットは「クセのある味わい」

日本人が普段摂取しているのはさっぱりとした軟水なので、ミネラル豊富な硬水は慣れるまでに時間がかかります。

これは、硬水に多く含まれるマグネシウムが持っている苦味・香り・風味が理由です。

健康に良いことはわかっているものの、味わいが気になってどうしても飲みにくくて続けられないという方もいます。

マイルドな水を飲みたい人は…軟水がオススメ!

初めて硬水を飲んだ人は、「喉に引っ掛かる感じがする」、「水なのに飲み込みにくい」と感じることが多いです。

「硬い」という感覚は実際に飲んでみるとわかるでしょう。

やはり日本人にとって飲みやすいのは軟水です。

以下3タイプのいずれかに当てはまる方は、軟水を選んでみてくださいね。

  • 飲みやすさ重視で水を選びたい
  • 赤ちゃんにも優しい水が良い
  • 料理と相性の良い水を飲みたい

ミネラル豊富な軟水を飲みたいなら「Volvic(ボルヴィック)」

マイルドな水を飲みたい人は…軟水がオススメ! ボルヴィック

出典:Amazon

こちらの水はフランスにあるオーヴェルニュ火山自然公園の北側、ボルヴィック市周辺で採水したミネラルウォーターです。

硬度60mgなので軟水に分類されますが、以下のミネラルを含んでいます。

ナトリウム 1.16mg
カルシウム 1.15mg
マグネシウム 0.80mg
カリウム 0.62mg

日本人でも飲みやすい硬度なので、「水でミネラルを取り入れたいけれど飲みにくいのは苦手…」という方でも安心です。

水を飲んで健康的になりたい人は…硬水がオススメ!

硬水は飲みにくさを感じやすいものの、慣れてきたら気にならなくなったという方も多いです。

中硬水から試してみて徐々に硬度をあげるのも良いでしょう。

健康目的だけでなく、以下3タイプのいずれかに当てはまる方は硬水が最適です。

  • ダイエットをサポートしてくれる水が良い
  • 美容に気を使っている
  • 手軽にミネラルを取り入れたい

そういった方は硬水を選んでみるのがおすすめです。

日本人の口に合った硬水を飲みたいなら「evian(エビアン)」

水を飲んで健康的になりたい人は…硬水がオススメ!エビアン

出典:Amazon

エビアンはフレンチアルプスの大自然によって育まれたミネラルたっぷりの水です。

304mg/Lの硬水ではありますが、多少硬さを感じるものの、「飲みやすかった」という口コミも多いため、初めて硬水を選ぶ方にも向いています。

成分表は次の通りです。

ナトリウム 0.7mg
カルシウム 8.0mg
マグネシウム 2.6mg

豊富なカルシウムとマグネシウムが含まれているので、硬水の健康効果を期待している方にもぴったりでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、軟水・硬水それぞれの特徴と使い分け方などをご紹介しました。

おさらいすると、以下の3つがポイントとして挙げられます。

ここがポイント

  • 水に含まれているミネラル量によって水の硬度が変わる
  • 硬度によって軟水・中硬水・硬水に分類される
  • 飲みやすいのは軟水、健康効果が大きいのは硬水

「軟水と硬水の違いを知り、自分にぴったりの水を取り入れたい」という方は、ぜひこの記事を参考に水選びをしてみてくださいね。