加湿器の水にミネラルウォーターは使えないのはなぜ?

加湿器
乾燥を強く感じる冬。

風邪予防にも加湿器を利用している方も多いです。

しかし、いざ利用してみると

「加湿器には、ミネラルウォーターの方が体によさそう」
「水道水じゃないとダメなの?」

など、加湿器に利用する水で迷っているという方もいますよね。

そこで今回は、加湿器を安全に利用するための水や、ミネラルウォーターを利用してはいけない理由、加湿器の除菌方法など、詳しく見ていきましょう。

これを読めば、加湿器に適した水が理解でき、安心して冬を越せるでしょう。

ぜひ読み進めてくださいね。

おさえておきたい身近な水2種類の違い

水道水とミネラルウォーターは、日本ではどちらも飲料水として利用することができますが、この2つは全く違う特徴を持っています。

それぞれの特徴などをまとめたので、チェックしてみてください。

水道水

一番身近な水道水は、国の厳しい安全基準を満たして私たちの手元(蛇口)まで届きます。

水道水には、次の3つの特徴があるのでチェックしてみてください。

  • 水道法によって51もの基準をクリアしなくてはいけないため、安全性が高い
  • ミネラルウォーターよりも安価
  • 殺菌、消毒のために塩素が添加されている

なんといっても水道水の特徴は、安全性と手軽さです。

その安全基準は世界トップレベルと言われています。

そして水道水には塩素が含まれているので、殺菌効果が期待できますね。

ミネラルウォーター

ミネラルウォーターは、水道水に比べて味を重視しているため、臭いの元になりやすい塩素は含まれていません。

ミネラルウォーターの特徴は、次の4つがあります。

  • 食品衛生法にのっとって安全基準を定めている
  • ミネラルウォーターには水道水よりもミネラルが含まれている
  • 硬水、中硬水、軟水が選べる
  • 水道水よりもおいしく感じる

ミネラルウォーターは、水道水よりもミネラルが豊富であることと、ウォーターサーバーやスーパーなどで購入する必要があるという特徴があります。

また、食品衛生法ではミネラルウォーターの安全基準におけるチェック項目が道水よりも少ないです。

もちろん、ミネラルウォーターの販売会社は独自でも品質基準を設定してチェックしているので、品質には全く問題ありません。

加湿器を安全に使うには必ず水道水を使おう

水道水とミネラルウォーターの違いの1つに、「塩素」がありますね。

加湿器は、毎日運転しているケースが多いため、常にタンクやフィルターなどには水分が付着している状態です。

そのため、どうしても雑菌が繁殖しやすい状況になってしまいます。

そこで水道水の塩素であれば、安全に少しでも雑菌・消毒を防ぐことが期待できるため、家電メーカーとしては水道水を推奨するのです。

加湿器には、必ず水道水を利用してください。

加湿器にミネラルウォーターを使ってはいけない3つの理由

よく加湿器の説明書には、水道水のみ使用してくださいと注意書きがあります。

だからと言って、ミネラルウォーターを加湿器に入れても、作動しないわけではありません。

そこでどうしてミネラルウォーターを使わない方がいいのか、詳しく見ていきましょう。

1. カビ・雑菌の繁殖につながる

やはり、ミネラルウォーターには塩素が含まれていないことが、加湿器に使用しない理由として大きいでしょう。

先にお話ししたように、ミネラルウォーターは殺菌効果よりも飲み心地を重視したものです。

安全性には問題ないですが、やはり殺菌効果が得られないのは、加湿器内の水が雑菌などによって汚れやすくなる原因になるので、ミネラルウォーターは加湿器には向きません。

2. フィルターが劣化する原因になる

水道水に比べ、雑菌が繁殖しやすいミネラルウォーターは、加湿器のフィルターにも悪影響を与えることがあるので注意しましょう。

加湿器内の水は、フィルターを通って部屋へ拡散されます。
(超音波式を除く)

このフィルターが汚れてしまうと、水はその汚れを通って部屋中に広がるので、空気が汚れる原因にもなってしまうのです。

3. 加湿器や家具などを白く汚すことがある

加湿器から放出された水蒸気に含まれるミネラル成分は、結晶化することによって家具などに付着し、白い汚れがついてしまうことがあります。

また、蒸発できなかったミネラルが水垢として、加湿器内部やフィルターに残ってしまい、故障の原因になることもあるのです。

特にミネラル分を多く含む硬水であればあるほど、故障や家具に汚れが付くといったケースが多いので注意をしましょう。

明日からできる!加湿器を除菌する4つの方法

水道水を使っていても、完全に除菌ができるわけではありません。

そこで、加湿器を除菌してより雑菌を防ぐために、4つの方法をご紹介するのでぜひチェックしてくださいね。

1. 水を毎日交換する

水道水に塩素が含まれているといっても、時間の経過とともに雑菌の繁殖してしまうのです。

水道水に含まれる塩素は体に無害な分、空気に触れると抜けてしまいます。

そのため、常にフレッシュな状態の水道水が望ましいのです。

昨日の水がまだ残っていたとしても、毎日新しく水を交換するようにしましょう。

2. 市販の除菌剤を使う

加湿器を利用している人のために、加湿器用の除菌剤も発売されています。

加湿器専用除菌剤を利用することで、カビが発生しやすい環境を防ぐ効果が期待できるほか、加湿しながら除菌をすることも可能です。

使用方法は商品によって違いますが、タンクへの給水時に水道水と一緒に入れるだけと簡単に使えるものもあるので、利用してみてはいかがでしょうか。

3. 定期的に加湿器のお手入れをする

水道水を利用していても、残念ながら加湿器内の白い汚れや赤茶色の汚れはついてしまいます。

水道水にもミネラルウォーターほどではないですが、ミネラル分は含まれているため、汚れはできてしまうのです。

この汚れは、加湿器特有の匂いの原因になり、雑菌の増殖を手助けしてしまいます。

そこで、定期的に加湿器のお手入れをすることによって防ぐことも可能です。

フィルターや水の受け皿など1週間に一度は取り外して、ヌメリなどを洗い流しましょう。

そうすることで、汚れが付着しにくくなります。

4. アロマオイルは抗菌作用が期待できる「ティーツリー」が最適

もしアロマオイルを利用できる加湿器を使用しているのであれば、ティーツリーがおすすめです。

ティーツリーはオーストラリアに自生する植物からとれるオイルで、オーストラリアの薬事法では抗菌剤として使用することが認められているほど、その殺菌効果が注目されています。

加湿器内の殺菌だけではなく、アロマとして使うことによって部屋全体の殺菌効果も期待できるので、日ごろから利用してみてはいかがでしょうか。

カビや雑菌が気になる方に最適な2タイプの加湿器

加湿器の雑菌の繁殖は、できる限り防ぎたいものですよね。

そこで、おすすめの加湿器を2種類ご紹介します。

それぞれ加湿の仕方やタイプが違うので、ぜひ選ぶ時の参考にしてくださいね。

スチーム式加湿器

スチーム式加湿器は、水を加熱して蒸気を出す加湿方法になります。

加湿器に内蔵されたヒーターで水を加熱し、水蒸気として部屋に放出するため、イメージとしてはヤカンやナベなどに水を入れて加熱し、その水蒸気を部屋に充満させるのと同じです。

そのため、加湿器から出てくる水蒸気は高温なので気を付ける必要がありますが、冬であれば部屋の保温にも役立ちます。

おすすめポイント

  • 加熱するので水を殺菌しながら加湿ができる
  • 早く加湿される
  • 構造がシンプルで日々の手入れがラク

除菌・抗菌作用がある加湿器

スチーム式は、蒸気の出口が高温になるためできるだけ避けたいという方には、除菌・抗菌作用がある加湿器を選ぶのもいいでしょう。

一般的に、超音波加湿器は除菌効果が薄いとされていますが、抗菌カートリッジ付きのタイプを選ぶことで、雑菌の繁殖を大幅に防いでくれます。

また、カートリッジではなくUV-Cライトを水に照射することで99.9%のバクテリアを取り除くことができる加湿器もあるので、検討してみましょう。

おすすめポイント

  • 除菌、抗菌作用がある超音波加湿器は、菌を減らすことができる
  • 高温の蒸気が出ないので、子供がいても安心
  • 電気代が安い

まとめ

いかがでしたか。
今回は、水道水が加湿器に最適な理由や、より安全に利用するための除菌方法など詳しくご紹介しました。

加湿器を利用するには、次の3つのポイントが重要なので確認してみましょう。

  • 加湿器には必ず水道水を利用する
  • 水道水を使っていても、定期的なお手入れが必要
  • より殺菌効果のある加湿器を選ぶには、スチーム式か除菌・抗菌作用があるものを選ぶ

「なんだか加湿器からへんな匂いがする」
「ミネラルウォーターを利用していたけど、汚れがひどい」

といった方は、ミネラルウォーターが汚れの原因になっている可能性があります。

ぜひ今回の記事を参考に、この冬を快適に乗り越えましょう。