エスプレッソをおいしく淹れる4つのポイント

自宅でもおいしいエスプレッソを淹れるためにエスプレッソマシンを買ったものの、「上手くエスプレッソが淹れられない」と悩んでいませんか?

今回はそんな方のためにエスプレッソマシンの基礎知識や使い方、エスプレッソをおいしく淹れるためのコツなどを紹介していきます。

この記事を読むことで、自宅でもおいしいエスプレッソを楽しめるようになるので、ぜひ参考にしてください。

知って得する「エスプレッソマシン」の基礎知識

これから自宅でエスプレッソを淹れる、という方のためにまずはエスプレッソマシンの基本を紹介していきます。

電気式エスプレッソマシンってなに?

コーヒー粉を高圧蒸気で一気に抽出するマシンです。

厳密には、このマシンで淹れたコーヒーもののみがエスプレッソだと定義されています。

エスプレッソの特徴

数十秒で抽出されているため、深いコクと濃縮された旨味を楽しめます。

エスプレッソは濃いというイメージがありますが、抽出時間が短いため、実はカフェインの量は他のコーヒーよりも少ないです。

よりおいしいエスプレッソを淹れるための4つの鉄則

ここではエスプレッソマシンでおいしいエスプレッソを淹れるための4つのポイントを紹介していきます。

使う水にこだわる

コーヒーに使う水には、どんな水を使っていますか?

水道水を選んでいる方は多いですが、実は使う水でコーヒーの味が左右されるのです。

水を大きく分けると次の3種類が挙げられます。

             

水の種類 硬度 特徴
軟水 0~100mg/L未満 口当たりがまろやかで、サッパリした味。

一般的にコーヒーによく合う水とされ、コーヒー豆本来の味を楽しめる。

中硬水 100~300mg/L 軟水と硬水の中間にあたる水。

適度なミネラルを含みつつも、硬水よりも飲みやすい。

硬水 300mg/L以上 カルシウムなどのミネラルが多く含まれた水で、口当たりが重たく、苦い。

あまりコーヒーには使われないが、エスプレッソには最適な水として、広く使われている。

軟水から硬水の順番にミネラル量が増えていき、苦く重たい飲み心地の水になっていきます。

あなたの好みや使うコーヒー豆に合わせて、使う水を選ぶとよりこだわった1杯を淹れられるはずです。

コーヒー豆の挽き具合を調整する

エスプレッソに使うコーヒー豆は極細挽きにしますが、ちょっとした挽き具合で大きくエスプレッソの味が変わります。

もちろん使うエスプレッソマシンごとに最適なコーヒー豆の挽き具合は変わってくるので、そのつど調整していきましょう。

慣れていない方は手動ではなく、微調整がきく電動コーヒーミルがおすすめです。

均一なタンピングを行う

タンピングとはフィルターに入れたコーヒー粉を押し込む作業のことです。

このタンピングでコーヒー粉を平らで均一に詰めると、バランスのとれたエスプレッソを淹れることができます。

その反対にコーヒー粉が均一に押し込まれていないと味にムラがでてしまうので、注意しましょう。

カップをあたためておく

コーヒーを注ぐ前に、あらかじめ使用するカップを温めておきましょう。

理由としては出来立てのコーヒーを注いでも、冷え切ったカップとの温度差でコーヒーの温度が下がりコーヒーの味が変化してしまうからです。

そのため、よりこだわったコーヒーを淹れたい方は事前にコーヒーカップを温めておくといいでしょう。

電気式エスプレッソマシンでエスプレッソを淹れてみた!

ここでは当編集部が実際に電気式エスプレッソマシンを使った様子とエスプレッソの淹れ方を紹介していきます。

はじめてエスプレッソマシンを使うという方は、じっくり読んでみてください。

電気式エスプレッソマシンに必要な道具

まずはエスプレッソマシンで使用する器具を確認していきましょう。

必要となる器具は、以下6つです。

  • 電気式エスプレッソマシン
  • フィルター
  • フィルターホルダー
  • 計量スプーン
  • コーヒーミル
  • コーヒー豆(極細挽き)

エスプレッソマシン

今回はデロンギのEC200N-Rを用意しました。

はじめて電気式エスプレッソマシンを使う方は、あらかじめ内部洗浄をしておきましょう。

コーヒーミル

こちらはコーヒー豆を挽くために使います。

先ほども紹介しましたが、エスプレッソに使うコーヒー粉はちょっとした挽き具合で味が変わるため、慣れていない方は電動式コーヒーミルを用意してください。

コーヒー豆を挽く

まずはコーヒーミルで豆を挽きましょう。

今回はエスプレッソマシンに合うとされる極細挽きで、豆を挽きました。

ちなみに使ったコーヒー豆は、ブラジル産の「ブラジル」です。

給水タンクに水を淹れる

エスプレッソマシンの給水タンクに水を入れましょう。

この時、タンクの底にある給水バルブが開くように、しっかり押し下げないとエスプレッソが抽出されないので、注意してください。

ダイヤルを予熱に回し、OKランプが点灯するのを待ちましょう。

フィルターにコーヒー粉を入れる

ホルダーにフィルターをセットし、先ほど挽いたコーヒー粉で満たしてください。

コーヒー粉をタンピングする

フィルターごとコーヒー粉をエスプレッソマシンのプレッサーに押し付けて、平らにしてください。

強く押しすぎると苦味が強調され、弱すぎると酸味が目立つエスプレッソに仕上がってしまうので、加減しましょう。

タンピングが終わったら、フィルターの縁についたコーヒー粉を払い落としてください。

フィルターホルダーを取り付ける

タンピングが終わったフィルターホルダーを給油口に取り付けましょう。

フィルターホルダーの凹凸を給油口に合わせて右へ回し、固定してください。

エスプレッソを抽出する

OKランプ点灯後、カップ受けにコップを2個置いてください。

ダイヤルをエスプレッソ抽出に回して、エスプレッソを注ぎます。

このときエスプレッソマシンのスチームノズルが噴射されるので、あらかじめ下にコップなどを置いておくと良いでしょう。

エスプレッソ完成!

エスプレッソが完成しました。

エスプレッソを注いだ後は、ダイヤルを予熱に戻しておきましょう。

【水の種類別】電気式エスプレッソマシンで淹れたエスプレッソの試飲レポート

今回は選んだ水でコーヒーの味がどう変化するのかを調べるため、以下6種類の水でコーヒーを淹れました。

  • 東京都渋谷区水道水(軟水)
  • 森の水だより(軟水)
  • アクアカルパティカ(中硬水)
  • コントレックス(硬水)
  • 信濃湧水(軟水)
  • コスモウォーター(軟水)

ここでは上記6種類の水で淹れたコーヒーのレビューを紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

使ったコーヒー豆の特徴

先述しましたが、今回、使ったコーヒー豆はブラジル産の「ブラジル」です。

このコーヒー豆は、適度な苦味・酸味のあるマイルドな味が特徴になります。

東京都渋谷区水道水(軟水)

まずは当編集部オフィスの水道水で淹れたコーヒーをチェックしてみました。

この水道水のスペックは以下のとおりです。

【東京都渋谷区水道水のスペック】

水の種類 硬度 採水地
軟水 77mg/l 埼玉県朝霞浄水場

水のまま飲むと酸味が少し気になりましたが、やさしいのど越しです。

では、この水道水で淹れたコーヒーの味を見ていきましょう。

【レビュー】

▼Iさん
酸味が強く、苦味が足りませんでした。

▼Sさん
少し酸味がありましたが、飲みやすかったです。

森の水だより 日本アルプス(軟水)

次に同じ軟水である「森の水だより 日本アルプス」で淹れたコーヒーを飲んでみました。

こちらの水のスペックは、以下の表をご覧ください。

【森の水だより 日本アルプスのスペック】

水の種類 硬度 採水地
軟水 34.6mg/l 山形県白州町

そのまま飲むと、雑味がなくまろやかな味でした。

こちらの軟水の硬度は前述した水道水よりも下回っていますが、この違いがコーヒーにどんな影響を与えているのでしょうか?

レビューで確認してみましょう。

【レビュー】

▼Tさん
酸味と苦味のバランスがとれていて、後味もすっきりしていました。

▼Oさん
甘味があり、マイルドな味わいでした。

アクアカルパティカ (中硬水)

この水のスペックは以下のとおりです。

【アクアカルパティカのスペック】

水の種類 硬度 採水地
中硬水 186mg/l カルパティア山脈

水としてはクリアで口当たりが柔らかかったです。

この水は今まで紹介した軟水よりも硬度が上がっており、コーヒーにもその変化があると予想されます。

では、レビューを見ていきましょう。

【レビュー】

▼Yさん
苦味は強いですが、コクが感じられませんでした。

▼Iさん
苦味と酸味がしっかりしていますが、後味がさっぱりしているため飲みやすいです。

コントレックス(硬水)

調査のため当編集部では硬水を使いましたが、エスプレッソマシンの故障の原因となるので硬水は使わないでください。

この水のスペックは次の表をご覧ください。

【コントレックスのスペック】

水の種類 硬度 採水地
硬水 1,468mg/l コントレクセヴィル

そのまま飲むと苦く飲みごたえがありました。

コントレックスは硬水の中でも特に硬度の高い水なので、苦く重い飲み心地のコーヒーになるのではないかと考えています。

では実際のところはどうなのか、レビューで確認しましょう。

【レビュー】

▼Tさん
苦味が非常に強いため、飲みづらかったです。

▼Sさん
苦味・酸味が強く、重厚感があるため、ブラック好きにはおすすめです。

信濃湧水(軟水)

次に当編集部オフィスで使っているウォーターサーバーの「信濃湧水」で淹れたコーヒーを飲んでみました。

この水のスペックは以下のとおりです。

【信濃湧水のスペック】

水の種類 硬度 採水地
中硬水 16mg/l 矢沢水源

水としては爽やかでサッパリした味でした。

それでは、さっそくレビューを見ていきましょう。

【レビュー】

▼Oさん
酸味が少し気になりましたが、比較的バランスがとれていました。

▼Yさん
苦味に少しクセがありましたが、飲みやすかったです。

コスモウォーター(軟水)

続いて、同じく当編集部オフィスで使っているウォーターサーバー、「コスモウォーター」で淹れたコーヒーをチェックしました。

こちらの水のスペックは、以下の表をご覧ください。

【コスモウォーターのスペック】

水の種類 硬度 採水地
軟水 53mg/l 静岡県御殿場市

コスモウォーターは先ほど紹介した信濃湧水よりも硬度が上がっていますが、その違いがコーヒーの味にどんな影響を与えているのでしょうか?

レビューで確認していきましょう。

【レビュー】

▼Tさん
少し苦いですが、後に残らず飲みやすいです。

▼Iさん
苦味と酸味のバランスがよく、コクがありました。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は電気式エスプレッソマシンの基本やその使い方、おいしくエスプレッソを淹れるポイントなどを紹介しました。

今回の記事の重要な点は以下の3つです。

ここがポイント

  • 使う水でエスプレッソの味が変わる
  • コーヒー豆のちょっとした挽き具合で味が左右される
  • 均一なタンピングだとバランスがとれた味になる

この記事を参考に自宅でおいしいエスプレッソに挑戦してみてくださいね。