エアロプレスでコーヒーを上手に淹れるコツは?

近年、誕生したコーヒー抽出器具、「エアロプレス」ですが、

「エアロプレスって、どんな味がするの?」
「エアロプレスの使い方は?」

と悩んでいませんか?

特に初めてエアロプレスを使う方であれば、困ってしまいますよね。

そんな方のために今回は、ここではエアロプレスの基本とおいしく淹れるコツ、エアロプレスでコーヒーを淹れる方法などを紹介していきます。

この記事を読めば、エアロプレスでおいしくコーヒーを淹れられるようになるので、ぜひ読み進めてください。

エアロプレスの予備知識

まずはエアロプレスの基本を紹介していきます。

エアロプレスの特徴

エアロプレスは、空気の圧力を利用してコーヒーを淹れる抽出器具です。

抽出時間が短く、後片付けも簡単なので、手軽にコーヒーを淹れられます。

米国の大手フリスビーメーカー「Aerobie」によって2005年に開発された、比較的新しいタイプになります。

エアロプレスの味

エアロプレスで淹れたコーヒーは、すっきりとしているのにも関わらず、風味豊かなコクを楽しめるのが特徴です。

これはエアロプレスだけでしか味わえないので、一部のコーヒー愛好家から支持されています。

エアロプレスを美味しく淹れる3つのポイント

次にエアロプレスを淹れるコツを説明していきます。

どれも大切な内容なので、ぜひ参考にしてください。

コーヒーに使う水にこだわろう

みなさんはコーヒー作りにどんな水を使っていますか?

何気なく水道水を選んでいるという方も多いですが、実はピックアップした水でコーヒーの味が左右されるのです。

水の種類を大きく分けると、以下の3タイプがあります。

             

水の種類 硬度 特徴
軟水 0~100mg/L未満 口当たりがまろやかで、サッパリした味。

一般的にコーヒーによく合う水とされ、コーヒー豆本来の味を楽しめる。

中硬水 100~300mg/L 軟水と硬水の中間にあたる水。

適度なミネラルを含みつつも、硬水よりも飲みやすい。

硬水 300mg/L以上 カルシウムなどのミネラルが多く含まれた水で、口当たりが重たく、苦い。

あまりコーヒーには使われないが、エスプレッソには最適な水として、広く使われている。

軟水~硬水の順にミネラル含有量が増え、苦く重い飲み心地になっていきます。

あなたの好みやコーヒー豆にあわせて使う水を選べば、よりこだわった1杯を淹れることができるでしょう。

適温のお湯でコーヒーを淹れる

おいしいコーヒー作りを成功させるうえで大切なのが、お湯の温度です。

コーヒー専門家により意見は異なりますが、一般的にお湯の適温は82℃~95℃だと言われています。

そのため、沸騰したお湯を少し冷ましてからコーヒーを淹れましょう。

お湯を冷ます方法はさまざまですが、もっとも手軽に行えるのがケトルのふたを外すことです。

お湯が沸いたらケトルのふたを外したまま、1~2分程度、放置しておくと90℃前後まで温度が下がっています。

沸騰したお湯をそのまま注ぐ方もいますが、その場合は渋味・苦味が強いコーヒーが出来上がってしまうので注意してください。

器具をあたためておく

お湯が沸いたら、まず使用するコーヒー抽出器具をお湯で温めましょう。

前述しましたが、コーヒーはお湯の温度で味が変わります。

冷え切ったコーヒー抽出器具にお湯を注いだ場合も、器具との温度差でお湯の温度が下がるのです。

せっかく適温のお湯を注いでも適温から外れてしまうので、あらかじめコーヒー抽出器具を温めておいてください。

実際にエアロプレスでコーヒーを淹れてみた!

次に、当編集部が実際にエアロプレスでコーヒーを作った際の様子を紹介していきます。

エアロプレスでコーヒーを淹れる方法を説明していくので、ぜひ参考にしてください。

エアロプレスに必要な器具

まずはじめにエアロプレスで使う器具を見ていきましょう。

必要な器具は、以下の8つです。

  • エアロプレス一式
  • 細口ポット
  • メジャースプーン
  • コーヒーミル
  • コーヒー豆(中挽き)
  • コップ
  • スケール
  • 好みの水(水道水でも可)

エアロプレス一式

今回はAerobie社のエアロプレスを用意しました。

こちらのセットには、以下5つがついてきます。

  • プランジャー
  • チャンバー
  • パドル
  • フィルターキャップ
  • 専用ペーパーフィルター

細口ポット

コーヒーを淹れる際は、時計回りでゆっくり注ぐなど細かい注湯コントロールが不可欠です。

慣れないと難しいのですが、細口ポットであれば誰でも簡単にお湯の調整ができます。

やかんなど注ぎ口が広いタイプだと多めのお湯が出てしまうなど、コーヒー作りが失敗してしまう可能性があるので、初心者のうちは使用を控えておきましょう。

コーヒーミル

こちらはコーヒー豆を挽くために使います。

コーヒーを淹れる直前に挽くことで、コーヒー豆本来の味・香りを最大限に引き出せます。

コーヒー豆を挽く

お湯を沸かしている間に、コーヒーミルでコーヒー豆を挽きます。

今回はエアロプレスによく合うとされる中挽きで豆を挽きました。

ちなみに使用した豆は、ブラジル産「ブラジル」です。

専用ペーパーフィルターを準備する

お湯が沸いたら、専用ペーパーフィルターをエアロプレスのキャップに取り付け、ほんの少しのお湯をかけてください。

その後、パドルを使って専用ペーパーフィルターをキャップに密着させましょう。

上記の画像のように、使用するコップにセットした状態でお湯をかければコップも温められるので、一石二鳥です。

チャンバーをセットする

次にエアロプレスキャップをチャンバーに取り付け、マグカップの上にチャンバーをセットしてください。

コーヒー粉を入れる

先ほど挽いたコーヒー粉28gをチャンバーに入れて、マグカップごとスケールに置きましょう。

その後、スケールを0にセットします。

1回目のお湯を注ぐ

次にチャンバーへ140gのお湯を注ぎます。

チャンバーごと回しながら、コーヒー粉全体にお湯をかけましょう。

この作業を行っておけば、コーヒー粉全体にお湯をくまなく浸透させることができるので、コーヒー豆本来の味を引き出せます。

お湯をかき混ぜる

パドルを使い、10回ほど一定のスピードでお湯をかき混ぜましょう。

プランジャーをセットする

画像のようにプランジャーをチャンバーへ5㎜ほど差し込んでください。

その状態で、20秒ほど待ちます。

プレスする

スケールを外して、20~30秒以内にチャンバーを一定のスピードと力でプレスしましょう。

このとき軽い力でプレスするとスムーズに行えます。

空気の抜ける音が聞こえたら、プレス終了の合図です。

2回目のお湯を注ぐ

次にチャンバーを外し、マグカップをスケールに置きます。

スケールを0にセットして、130gのお湯を注いでください。

エアロプレスのコーヒー完成!

最後にゆっくりコーヒーを混ぜ、カップに注いで完成です。

【水の種類別】フレンチプレスの試飲レポート

今回は、水によるコーヒーの味への影響を調べるため、以下6種類の水でコーヒーを淹れました。

  • 東京都渋谷区水道水(軟水)
  • 森の水だより(軟水)
  • アクアカルパティカ(中硬水)
  • コントレックス(硬水)
  • 信濃湧水(軟水)
  • コスモウォーター(軟水)

ここからは、実際にコーヒーを飲んだレビューを紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

使ったコーヒー豆の特徴

先ほども説明しましたが、今回、使用した豆はブラジル産のブラジルです。

この豆は、バランスのとれた苦味と酸味があるマイルドな味わいが特徴になります。

東京都渋谷区水道水(軟水)

まずは当編集部オフィスで出る水道水で淹れたコーヒーを飲んでみました。

こちらの水道水のスペックは、以下のとおりです。

【東京都渋谷区水道水のスペック】

水の種類 硬度 採水地
軟水 77mg/l 埼玉県朝霞浄水場

水のまま飲むと、若干カルキ臭と酸味が気になりましたが、やわらかいのど越しでした。

では、この水道水で淹れたコーヒーのレビューを見ていきましょう。

【レビュー】

▼Yさん
酸味が強いのですが、飲んだ後はスッキリしていて苦さもありませんでした。

▼Oさん
まろやかで飲みやすいのですが、少し酸味が気になりました。

森の水だより 日本アルプス(軟水)

次に同じく軟水である「森の水だより 日本アルプス」で作ったコーヒーをチェックしてみました。

この水のスペックは、以下のとおりになります。

【森の水だより 日本アルプスのスペック】

水の種類 硬度 採水地
軟水 34.6mg/l 山形県白州町

水としては、クセがなくやわらかい味わいでした。

硬度は先ほどの水道水よりも下回っており、この違いがどう影響を与えるのかをレビューで確認してみましょう。

【レビュー】

▼Tさん
全体的にさっぱりしていて、若干、物足りなかったです。

▼Sさん
苦味と酸味のバランスがよく、飲みやすい味でした。

アクアカルパティカ(中硬水)

こちらの中硬水のスペックは、次のようになります。

【アクアカルパティカのスペック】

水の種類 硬度 採水地
中硬水 186mg/l カルパティア山脈

水のまま飲むと、雑味がなくマイルドな口当たりでした。

さきほどの軟水よりも硬度があがっていますが、この水で淹れたコーヒーはどのような味になっているのでしょうか?

【レビュー】

▼Oさん
サッパリとした後味でクセがありました。

▼Iさん
酸味・苦味が控えめで、まろやかな味わいでした。

コントレックス(硬水)

こちらの硬水のスペックは、以下のとおりです。

【コントレックスのスペック】

水の種類 硬度 採水地
中硬水 1,468mg/l コントレクセヴィル

水としては苦く重い飲み心地です。

では、この水で淹れたコーヒーのレビューを見ていきましょう。

【レビュー】

▼Yさん
苦味とコクが強いですが、柔らかい飲み口でした。

▼Tさん
苦味がとても強く、後に残ります。

信濃湧水(軟水)

次に当編集部オフィスにあるウォーターサーバー、「信濃湧水」で淹れたコーヒーをチェックしてみました。

この水のスペックは、次のとおりになります。

【信濃湧水のスペック】

水の種類 硬度 採水地
中硬水 16mg/l 矢沢水源

水のまま飲むと、まろやかでサッパリとして味わいでした。

それでは、レビューを確認しましょう。

【レビュー】

▼Oさん
全体的にすっきりしているのですが、酸味が目立ちました。

▼Sさん
酸味が強く、バランスが偏っているように感じました。

コスモウォーター(軟水)

続いて、当編集部にあるもう1つのウォーターサーバー、「コスモウォーター」で淹れたコーヒーを飲んでみました。

コスモウォーターのスペックは、次のとおりです。

【コスモウォーターのスペック】

水の種類 硬度 採水地
軟水 53mg/l 静岡県御殿場市

水の状態で飲むと、雑味がなくすっきりしていました。

こちらの水の硬度は信濃湧水の2倍以上になっていますが、コーヒーの味にどんな違いを与えているのでしょうか?

【レビュー】

▼Iさん
マイルドですが、適度な苦味がありおいしかったです。

▼Yさん
酸味と苦味のバランスがよく、飲みやすかったです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、エアロプレスの基礎知識とおいしく淹れるコツ、水の種類別のコーヒーレビューなどを紹介しました。

以下3点が本記事の重要なポイントです。

ここがポイント

  • 適温のお湯でコーヒーを淹れる
  • コーヒー粉全体にお湯をかける
  • 直前にコーヒー豆を挽けば、味と香りを最大限に楽しめる

この記事を参考にして、おいしくエアロプレスでコーヒーを淹れてみてくださいね。