輸入される水は日本人の需要に合わせてる?

現在日本のウォーターサーバーのメーカーのほとんどは国産の天然水かRO水を取り扱っています。この場合は国内を水源地として採水された水を沈殿・ろ過・殺菌などをして日本の安全基準に適応させて出荷・販売されます。

しかし、海外で採水されてボトル詰めされた水を使用しているウォーターサーバーのメーカーもあります。輸入された水は国内で生産されるウォーターサーバー用の水とは多少異なる点があります。

輸入水を使ったウォーターサーバーメ―カーは?

海外から輸入された水を使っていることで有名なのがピュアハワイアンウォーターです。

東北大震災の後、国内産の水の安全性が疑問視された時にハワイを水源地としているハワイアンウォーターの需要が急激に伸びました。

実際に、全ての大陸から遠く離れ、工場の排水などの影響も受けないハワイは世界で最も自然環境に恵まれた水源地と言えます。

また、全国配送を行っていないためピュアハワイアンウォーターほどの認知度はありませんがカナディアンスプリングウォーターというカナダの水を使ったウォーターサーバーも東京神奈川を始めとする関東の一部で普及しています。

輸入される宅配水はRO水が主流?

ウォーターサーバー用の水は天然水と逆浸透膜ろ過で不純物を除去したRO水の2種類の水があります。もともとは単価の安いRO水の方が主流でしたが、最近は少人数家庭用に適応した天然水ウォーターサーバーが増えました。このため、単価が高いにも関わらず天然水の方が家庭用としてはやや主流になりつつあります。

一方でピュアハワイアンウォーターはRO水です。世界一安全で綺麗な水と言われる天然水を更に逆浸透膜で磨き上げるため、不純物もミネラルもほぼ完全に除去されます。このため安全性は高まりますが、味わいの面での個性は無くなります。

ただし、ハワイアンウォーターの需要が伸びたのは「放射能の影響の心配がない」という付加価値によるものです。放射性物質を除去するために逆浸透膜を用いてRO水にしています。

天然水を原料にして更に逆浸透膜法のろ過を行い、ハワイから輸入しているためRO水としてはやや高い単価になりますが、それでも国内の水の放射性物質を懸念する方からの需要は一定数あります。

カナディアンスプリングウォーターもピュアハワイアンウォーターと同様、RO水です。値段も調べたところピュアハワイアンウォーターと同じ程度です。

RO処理を施すのは日本人の好みに合わせた軟水にするため?

RO水は不純物と一緒にミネラルも除去するため、必然的に硬度の低い軟水になります。

よく一般的に「海外の水は硬度が高いから日本人好みの軟水にするためにRO水にするのでは?」と思われることがありますが、水道水を含め飲用の水のほとんどが軟水であるハワイにおいてはあてはまりません。

やはりピュアハワイアンウォーターは「放射性物質の影響が全くない」という付加価値を強化するためだと思われます。一方でカナディアンスプリングウォーターはカナダ国内でも最大級のシェアを誇る宅配水メーカーです。

カナダは地域によっては水道水の硬度が高いところがあります。このために日常の飲用として適している軟水の宅配への需要がもともと高いためにRO処理を施していると考えられます。

ボトルのサイズについて

もともと日本で販売されるウォーターサーバーのボトルのサイズは大きいもので12リットルのボトルが一般的でした。

最近ではボトル交換の負担を減らすことや少人数の家庭でも飲み切れるようにすることを目的として8リットル程の大きさのものもあります。フレシャスではさらに軽量な4.5リットルや7.2リットルといったサイズのウォーターパックを販売しています。

ハワイアンウォーターは2016年4月までは18.9リットルのボトルを主力商品として販売していました。カナディアンスプリングウォーターの主力商品も18.9リットルのボトルです。やはり、小容量のボトルやウォーターパックはウォーターサーバー後発国の日本独自のものの様です。

しかしその後、輸入時にボトルに割れ目が入っているものが大量に発見され、現在に至るまで輸入を停止している状況です。現在は日本での標準的なサイズの12リットル、8リットルのボトルのピュアハワイアンウォーターを販売しています。

ハワイアンウォーターとピュアハワイアンウォーターの違いは?

もともと同じ品質のものをボトルのサイズやデザインを改良し、「ハワイアンウォーター」から「ピュアハワイアンウォーター」へと名称変更したようです。

現在、ホームページ上には両方の名前は表示されていますが、18.9リットルのハワイアンウォーターは輸入停止している状態なので現在購入出来るのは8リットルか12リットルのピュアハワイアンウォーターのみです。

輸入される宅配水のデザインについて

国内産の宅配水のボトルはシンプルでメーカーのロゴさえも入っていないものが多いのですが、ピュアハワイアンウォーターのボトルはハワイの代名詞である海、ダイヤモンドヘッド、南国の色とりどりの花などが描かれたラベルの中央にpure Hawaiian waterと表記されていて見た目にもハワイを連想される華やかさがあります。

カナディアンスプリングウォーターは山脈と白鳥をかたどったラベルで、ピュアハワイアンウォーターと比べるとシンプルなデザインですが、中央にかなり大き目にCANADIAN SPRINGとロゴが表記されているのは共通するものがあります。

輸入ミネラルウォーターの安全基準が日本のものと違うことに注意

コンビニやスーパーで売られているミネラルウォーターは国内産のものとフランスやイタリアをはじめとする欧米各国から輸入されたものがあります。

日本で生産されるミネラルウォーターはいかに採水地の放射能汚染や微生物の状況を厳密に調査した結果問題が無くても最終工程で殺菌をすることが義務付けられています。

しかし、ヨーロッパの場合は採水地の環境保全を日本以上に徹底する代わりに、殺菌を行いません。殺菌によるミネラルや風味が損なわれる可能性があるためです。

殺菌を行わずとも安全性に関しては十分ですが、結果的に殺菌を行わない水は結果的に硬度が高い場合が多いため、硬水を飲んでお腹の調子を悪くした経験がある方は注意した方が良いでしょう。

入手困難なミネラルウォーターのブランド

マサフィー、フィジーウォーターなどはUAE、フィジーなど珍しい産地で採水されたものな上、現地のセレブがこぞって買い求めるためほとんど日本の市場に出回ることがありません。

また、スペインの強豪サッカークラブ・レアルマドリードの公式スポンサーとしても認知されているソラン・デ・カブラスもレアル観戦をするサポーターを中心に大人気で、日本での入手は困難です。

輸入ミネラルウォーターで代表的なメーカー

アメリカ

ヨーロッパのミネラルウォーターは多くが硬水ですが、アメリカは比較的軟水のものも多いです。

クリスタルガイザー

硬度38の軟水です。アメリカカリフォルニア北部のシャスタ山山麓を水源としています。シャスタにある工場には日本人の駐在員も常駐し、品質管理を徹底しています。

フランス

アルプス山脈から湧き出る良質な水が豊富です。アルザス地方やオーヴェルニュ山岳地帯など世界的にも有名な採水地が多いです。

ボルヴィック

フランスのミネラルウォーターには珍しい軟水で日本人の口に合います。クセが無いので冷やして飲んでも喉に突っかかる感じも無く美味しく飲めます。硬度60の軟水。

ヴィッテル

ツールドフランスのオフィシャルドリンクとしても有名です。赤いキャップとラベルが水の透明感とのコントラストになっていてお洒落なのも人気のポイント。硬度は315の中硬水。

エビアン

日本でも馴染みの深いエビアンはカルシウムが多く含まれています。牛乳嫌いな方がカルシウムの補給のために飲むのもお勧めです。硬度が高い割に飲みやすく人気があります。硬度は304の中硬水。

コントレックス

便秘や吹き出物の解消のために飲むと言う方も多い、有名な硬水です。軟水に慣れている日本人にとってはクセが強く飲みにくさを感じる場合もありますがレモンを少し絞ると飲みやすくなります。硬度1468の超硬水。

イタリア

フランス同様にアルプス山脈から湧き出る良質な水が豊富です。ミネラル分が多い超硬水も多いです。

サンベネデット

イタリアのミネラルウォーターにしては硬度が低く、しかも炭酸も程よい強さのため口当たりが良くイタリア国内を始め世界中のレストランで愛されています。硬度235の中硬水。

サンペレグリノ

レオナルドダヴィンチの頃から存在している歴史さるミネラルウォーターブランドです。日本でも「サンペレ」の愛称で親しまれています。硬水独特のクセを炭酸で和らげてくれるため、飲みやすいです。硬度734の硬水。

ウリベート

美容成分のサルフェートを含む微炭酸水です。味としては平均的な硬水なので、硬水独特のクセが好きな人にはお勧めです。硬度542の硬水。

ドイツ

ヨーロッパ随一の厳しい水源保護基準を設けています。山岳地方や森林が多く、泉や河川の水質が良いです。

ゲロルシュタイナー

超硬水がダイエットに効果があることを広く日本で認知させたのがゲロルシュタイナーです。モデルやグラビアアイドルにも愛飲者が多くメディアで話題を集めました。炭酸が強いので硬水独特のくせはほとんど感じずに飲むことが出来ます。

また、油の強い食事にも相性が良いです。硬度1302の超硬水。

オキシジェン

ドイツアルプスの微発砲天然水に通常の15倍の酸素を加えています。スポーツの際は筋肉が多くの酸素を必要とするため、おすすめです。

ただし、甘味を加えているため17kcal/100mlのカロリーがあるのでダイエット中の方は飲み過ぎに注意しましょう。

海外でも軟水の需要はある?

一般的に日本では軟水、海外では硬水が好まれているイメージがありますが日常飲用としてはやはり海外でも軟水が人気の様です。そのためカナダやアメリカでもウォーターサーバー用の水はRO処理を施して軟水化したものが主流なのでしょう。

一方でボトル詰めされたミネラルウォーターはダイエットは美容などの特定の目的で飲まれている印象を受けました。